鉛を使った蓄電池は環境に悪いそうですが、鉛が入っていないものでも大容量のものはあるのでしょうか?
ご質問で鉛蓄電池は環境に良くないとのことですが、この蓄電池はそれほど高い環境負荷ではありません。
ただし廃棄処分はきちんとしなければなりません。
次に大型の意味ですが、面積が大きいのか大容量かで蓄電池が変わってきます。
容量が大きいということであれば、例えば日本碍子(株)が製造しているナトリウム硫黄(NAS)電池は、高性能かつ大容量の蓄電池として注目されています。
ただし現時点では価格が高いので普及するには至っていません。
将来量産化がされれば太陽光発電の電気を充電する二次電池としては期待が持てます。
なお、サイズが大きいリチウムや水素イオンなどの二次電池ですと、大型蓄電池ということになります。
ただし充電時に操作を誤ると極めて危険ですから二次電池の取扱いは十分神経質になる必要があります。
また、EVでない自動車のバッテリーとして利用されている鉛蓄電池も大きさという意味では大型です。
また、ご存知だと思いますが、蓄電池の電流は直流ですから蓄電池に充電した電気を電化製品に使う際にはインバーターで交流に変換しなければなりません。
その場合使用できる電化製品はワット数が大きいと無理かもしれません。
なお、太陽光発電の電気を蓄電池に充電しておいて、夜の停電に備える場合、照明やテレビ程度でしたら大型でなくても十分実用性があります。