6時間で満充電できるバッテリーを太陽光発電で充電するとき、電圧をバッテリーに合わせてやれば、理論上規定通りの時間で充電できるはずですよね?何か考慮すべき点はあるでしょうか。
充電池の充電は専用充電器で行なう必要がありますが、使用する充電器が必要とする電力を供給出来れば良いのですから、理論上は問題ないと言えます。
実際には、短時間に大容量充電が可能なカーバッテリーでも一日の日照時間で得た電力を一時溜め込んで、夜間にも充電出来るようにすれば、翌朝には充電が完了するのではないかと思います。
小型で大容量の充電電池の場合、充電開始初期は大量の充電が行なわれますが、そうすると蓄電池や充電器が熱を持ち高温になるので、発火の危険性が高くなりますから、それを避けるために、専用制御回路やプログラム等で温度監視をしながらフル充電までに長い時間をかけています。
例えば携帯電話やスマートフォンなどの場合、最初の30分で80%程の充電が可能で、その後時間かけてフル充電をするようになっています。
つまり、蓄電池は、充電を開始から加熱して充電を制限されるまでの時間帯には急速充電状態ですが、その後は温度が下がったら少しずつ充電し、温度が上がると暫く充電を休止するという制御が自動的に行なわれています。