うちの家は海から2キロほど離れた地域ですが、太陽光発電を設置して何年か経つと架台に錆が出てきました。
これは塩害でしょうか?一応、塩害用のメッキした架台を使っているそうなのですが、防げないのでしょうか。
海辺から2kmということですから、その架台のサビは明らかに塩害と言えます。
架台の耐塩基準は海岸からの距離によりランクがあります。
それは0~500mでは重塩害地域、500m~5kmだと塩害地域、5kmを超えると一般地域ということです。
したがって2kmはまさに塩害地域に該当しますから、仮にしっかりサビを落してサビ止め剤を塗り、再塗装をしても、またサビがくるでしょう。
長く持っても2年程度だと考えられます。
亜鉛メッキなどの膜の厚さはそれほど厚くはないのです。
そこで、対策方法ですが、まず架台と取り付け金具類をすべてSUS製に変えてみましょう。
これでまずサビに関しての問題は無くなると思います。
なお、サビないと言う点ではFRP製の架台が一番です。
このご質問は架台のサビについてですが、次に心配になるのが太陽光パネルです。
太陽光パネルは耐塩タイプなのでしょうか。
そうであれば、それほどの心配はないのですが、そうでない場合は対策を講じる必要があるでしょう。
太陽光発電メーカーは耐塩仕様の太陽光パネルも製品ラインアップに含めていますから、確認することをおすすめします。
ランクが重塩害地域でなくても安心はできません。
また、重塩害地域では現段階では太陽光発電システムの設置は見合わせるほうが賢明でしょう。