太陽光発電システムを設置するのに、見積もりを出してもらったら、特別な架台がいるので50万円プラスでかかるとありました。
それが適正かどうか、どうやったらわかりますか?
多くの場合に言えることですが、自由市場経済の場合、統制価格や統一価格はありません。
つまり、商品でもサービスでも、価格は自由に設定することができます。
ですから、このケースで、ある業者の見積もりがプラス50万円というのは、その業者がそう言っているだけで、ほかの業者はそれより高い見積りを提示するかもしれませんし、安い見積もりを出すかもしれません。
このケースでは1社からしか見積りをとっていないので、その金額が妥当なのかどうかは正直なところ分かりません。
太陽光発電関連の価格は各社まちまちですから、何社かからの見積もりをとって、それを比較検討する必要があります。
これを競合見積り、あるいは相見積もりといいます。
架台設置工事よりも先に、まずは数社に同一条件での見積り依頼をすることが必要になります。
正確な相見積もりをとるためには、見積りの条件として、屋根の積載荷重と架台の形状についても業者に知らせましょう。
太陽光発電関連での施工料金はピンからキリまでありますから、このように相見積もりをとれば、この50万円が妥当かどうか分かるでしょう。
ただし、施工の材質を落したり手抜きをして安い見積もりを提示する業者もあるようですから、安いからと安心しないことです。