可動式で、常に太陽の方を向いてパネルに最適な日射量を確保する架台があると聞きました。
それが一番効率がいいのではないでしょうか?
ご質問の、可動式で常に太陽光の方を向くシステムは、追尾型と言います。
結論を先に言わせていただくと、このシステムを導入するにはかなりのお金が必要になり、例えば3~4kW規模の太陽光発電システムでもウン千万円になるでしょう。
これではどう見ても採算が合わないことはお分かりになると思います。
もちろんこの発想をされることは歓迎すべきですが、このシステムが導入しやすい価格であれば、既に実用レベルに達しているでしょう。
さらに付け加えると集光型というシステムがあります。
これは追尾型の効率を高めるために太陽光を集束する方法ですが、これも高価なシステムです。
なお、追尾型が高価な理由は、見た目では分かりにくいのですが、単に自動的に向きを変えているのではなく、3軸を連動して変化させることで太陽光を追いかける構造になっていて、かなり複雑な構造になっています。
このように、少し考えると追尾型が理想的に思えますが、さらに考えるとコストの面で採算がとれないのです。
ただし、お金をかけても構わないということなら、家庭用の太陽光発電システムで集光型+追尾型の設置は可能ですし、実際に設置している例はありますが、その数は少ないと思われます。