余剰電力の買取があるとのこと、どのようなシステムが必要で、どういう形式で電力会社に買い取られるのでしょう?買い取られている電力の日々の結果は見られるのでしょうか?
住宅用の太陽光発電システムで余剰電力を電力会社に売電する場合、作り出した電力は、送電線を利用して送り、電力会社に送った分の電力を買い取ってもらうことになります。
水の流れ方と電流の流れ方は同じです。
水が高いところから低いところに流れていきますし、水は水圧が高ければ、水は勢いよく流れて、水圧が弱ければ水の流れは緩やかになります。
電力も同じように電圧が高いところから低いところに流れていくため、売電をする場合は、送電線に電気が流れるように太陽光発電システムで作った電力を送電線の電圧よりも高い電圧で流すようにします。
売電をする場合、売電用のメーターが取り付けられ、送電線に流された送電量は計測されます。
そしてその送電量に合わせた電力料金が、後日、電力会社から支払されます。
電力の単価は変更される場合があるため、太陽光発電の導入したときの電力単価を確認するようにしましょう。
なお、設置容量10kW未満の住宅用太陽光発電システムの場合、平成27年1月から売電のルールが変更になりました。
平成27年1月から発電量が需要を上回った場合、電力会社が太陽光発電に発電しないよう制御できるようになったのです。
この出力制御をするための出力制御対応機器を設置しているかどうかによって売電価格が変わります。