売電の価格の変動も考慮すると、使用後の処分費や、メンテナンス等の経費を考慮し、売電収益にメリットはありますか?
太陽光発電は、設置容量によって売電ルールが異なります。
例えば、太陽光発電システムの設置容量が10kW未満の場合、これは住宅用ということで売電する場合は、余剰買取制度が利用されます。
余剰買取制度とは、太陽光発電システムで作った電力を住宅で使った余った電力を売電することができる制度です。
一方、太陽光発電システムの設置容量が10kW以上の場合は、産業用となり、余剰買取制度と全量買い取り制度を選択できます。
産業用太陽光発電システムで作り出した電力をすべて売電した場合は大きな収入を得られる可能性があります。
なお売電したときの収入は、発電量によって大きく異なります。
太陽光発電パネルを多く設置して大きな電力を作り出せばそれだけ収入も大きくなりますが、太陽光発電は天候など日照時間によっても発電量が異なります。
太陽光発電システムは家電製品のように可動部分がないため、故障が少ないといわれており、そのためメーカーによっては10年間保証などをするところがありますが、塩害のあるエリアの場合、保証の限りではありません。
太陽光発電システムで電力を作り出して収入を得ようと考えている場合は、そのエリアの日照時間や太陽光発電システムの設置容量など様々な条件のもとに検討する必要があります。