売電できなくなるケースはあるのですか?その場合、どうしたらいいんでしょうか?
ご質問に端的に回答しますと、売電ができない状態になることもあります。
つまり電力会社に逆潮流ができないこともあり得ます。
これは電気の性質が理由で、電気は川の水と同じように、高いほうから低いほうに流れます。
売電はこの電気の性質を利用しておこなわれています。
太陽光発電システムのパワーコンディショナーからの電圧は電力の送電線の電圧より少し高めに設定されていて、余剰電力が電圧の低い送電線に流れる(逆潮流する)ようになっています。
ところが、電力会社からの電気の電圧は常に必ずしも100Vではないのです。
法律では101Vの上下6Vを超えない値を維持すべきとされていて、95V~107Vの間にあればよいとされています。
しかしこれが実際には瞬時には108Vになることもあります。
そうなるとパワーコンディショナーに設定されている107Vを上回るので、逆潮流現象がおきなくなり、売電ができないことになるのです。
パワーコンディショナーは電力会社からの送電電圧が高いと自動的に出力を抑えるように設定されていて、勝手にこの設定を変更することはできません。
売電ができない状態が頻繁に発生する場合は太陽光発電専門の販売施工会社へのご相談をおすすめします。