決定した売電の価格は、そのままで買い取って頂けますか?
電力の買い取り価格については、固定価格買取制度という制度によって決められています。
固定価格買取制度では、設置容量10kW未満の住宅用太陽光発電システムでは余剰電力を売電することができますが、その買い取り価格は33円/35円と決められており、買い取り期間は10年間となっています。
そのため、この価格のときに住宅用太陽光発電システムを導入した場合、10年間33円/35円という価格で売電することができます。
売電価格は年々下がってきており、今後も太陽光発電システムがさらに普及することによって価格がさらに下がる可能性があります。
そのため売電を目的として住宅用太陽光発電システムを導入する場合は早めに検討した方がよい状況になっています。
では10年間を過ぎたら売電するときの価格はどうなってしまうのかというと、経済産業省資源エネルギー庁の説明によれば、「買取期間が終了した後の買取条件は、発電事業者と電気事業者との合意により買取価格を決める」ということになっています。
これは固定価格買取制度が10年間で太陽光発電システム導入費の償却できるという前提のもとに決められている制度であるためです。
買い取り期間が終了した場合は、電力会社ごとに価格を決めるということになります。