買取価格が、1kw33円の場合、設置容量5kwだったら、どれくらいの収益になりますか?
売電をしたときの収入については、システム容量と日射量から求めることができます。
例えば太陽光発電パネルの設置容量が5kWで、年間平均日射量が年間1000の場合、年間発電量は、5kW×1000=5000kWとなります。
しかし、太陽光発電システムの発電量は天候によって異なりますし、使用する機器の変換などによって損失もするため、発電量は損失率についても考えなくてはなりません。
損失係数は温度による損失係数×パワーコンディショナー変換効率×その他の補正係数で求められます。
そして温度による損失係数については季節によっても異なり、冬季であれば10%、春期の場合は15%、夏期は20%、秋期は15%くらいになります。
そのため春期について計算をすれば年間発電量は、5kW×1000×(1-15%)=4000kWとなります。
そして住宅用太陽光発電システムの買い取り価格が1kW33円の場合、収入は4000kW×33円=132000円です。
しかし、発電量はパネルの両面の汚れなどによっても変わってくるため、上記の計算通りの数値と異なる結果になる場合があります。
住宅用太陽光発電システムの場合、作り出した電力を住宅で利用し、余った電力を売電するため住宅での電力の使用量が大きければそれだけ売ることができる電力が小さくなり収入も減ります。
そのため住宅用太陽光発電システムで売電をする場合は同時に節電を心がける必要があります。