集合住宅に設置で銀行の貸付で運営の場合、費用償却の目途はたちますか?何年くらいの償却を目指すのが良いでしょうか?
太陽光発電システムで売電するときの収入はシステム容量と日射量、そして損失率によって求められます。
例えば太陽光発電パネルの設置容量が3.5kWで、年間平均日射量が年間1000の場合、年間発電量は、5kW×1000=5000kWとなります。
太陽光発電システムは天候やパネルの設置状態、パネル表面の汚れなどによって発電量が変わってきます。
そのためその損失も計算する必要があります。
損失率は季節によっても異なり10%~20%になります。
仮に損失率が10%だった場合、年間発電量は、5kW×1000×(1-10%)=4500kWとなります。
2015年現在、住宅用太陽光発電システムの価格は33円/35円ですから、33円で計算すると年間148500円の収入が得られることになりますしかしその年は雨が多く天候が不安定だったなどの理由により、上記の通りの数値とならない場合もあります。
太陽光発電システムの導入については百数十万から三百万円くらいの費用がかかります。
補助金は地方自治体によって異なり、補助金が手厚いところでは補助金をうまくつかって大きく費用を抑えることができますが、それでも導入には大きな費用がかかってしまいます。
そのため導入にあたっては、太陽光発電システムの導入費用と収入を算出して、何年で導入費用を償却できるかどうかを確認してみましょう。