太陽光発電のシステム容量に1kとか2kとかありますが、どういう意味ですか?
1kは、正確には1kWのことで、瞬時の電力が1キロワット(100Wの電球10個分)のことです。
次に1kWを連続して1時間取り出すと1kWh(キロワットアワー)になります。
つまり1日のうちで太陽が8時間照っていれば1kWh×8h(8時間)で、合計すると8kWの電力を発電することになります。
しばしば混同しがちですがkWとkWhには、こうした違いがあります。
太陽光発電システムのメーカー、販売会社などが示す数値ですが、大概はkWで表示されていて、あまりkWhという表示はされていないようです。
つまり太陽光発電システムあるいは太陽光パネルのスペックは、公称最大出力○○W、または○○kWと表示されています。
一方で、売電の電力表示には○○kWhが使われることが多いでしょう。
これは、太陽光発電システムの場合は、その太陽光パネルが持つ瞬間最大出力がどのくらいかが主眼になり、売電ではトータルの発電量が主眼になるからです。
言い換えれば○○kWだけでは、例えば年間を通しての総発電量は示せません。
そのためには○○kWhという表記が必要になるのです。