太陽光発電パネルはだいたい黒いですが、白とか他の色にしたら熱で発電効率が落ちることもない気がします。
太陽光パネルが黒いのは、太陽電池に使われている半導体の材質の色がそのまま出ているからです。
なお、黒のほかに青っぽい色のものもあります。
ところで、白い太陽光パネルですが、研究段階で、酸化チタン(TiO2)も発電作用があり、これだと、透明なパネルが作れるようです。
なお、太陽光パネルが熱により発電効率が落ちるという点ですが、これは太陽光パネルが黒色だからではありません。
太陽光パネルが高温ではフルに稼働しない理由は、太陽光パネルの収納されている太陽電池の要である半導体が光熱に比較的弱いからです。
つまり、半導体は温まると発電効率が低下する性質があるからです。
このは売電高率の低下は半導体の素材により異なります。
しばしば言われるのは、シリコン系の太陽光パネルは高熱の状態だと発電量が低下するということです。
これはシリコンが熱に弱い性質の物質だからです。
一方でCISとも呼ばれる化合物系半導体のなかには比較的高温(熱)に強いものもあります。
ですから、太陽光パネルの発電効率は色に左右されるのではなく、半導体の耐熱力にあるのです。
したがって、もし白色や透明の太陽光パネルが実用化されても、ではそれらは高熱に強いかといいますと、それはそこに使われる半導体によります。
つまり太陽光パネルの出力と色とは無関係なのです。