ネットで太陽光発電に関する情報を見ていると、発電容量は3kWを基準としているのをよく見かけます。
ウチは2kWしか設置できないと言われたのですが、電気を売ることによる収入は2/3になるのでしょうか。
発電容量が3kWから2kWなると、当然ですが、2/3になり、売電収入も2/3になります。
さらに詳しく補足しますと、住宅にあるブレーカーが30Aの場合、30A×100V=3 kWで、これが3kWhの太陽光発電を導入する際の目安になります。
また、発電容量が3kWは快晴時を基準にしている場合がほとんどで、パネルの温度上昇や天気の曇り、あるいは直流-交流の変換ロスや、季節による日射量の増減は考慮されていません。
ちなみにほとんどの場合、太陽光エネルギーは1kW/m2で計算され、年平均では0.1kW/m2くらいになりますから、2kWで実際に発電されるのは、年間平均にすると、0.15kW程度になります。
これを逆に考えると3kWが5kWになれば、5分の3ですから、売電収入も5分の3になります。
2kWの年間平均発電量が0.15kWということは、5kWであれば0.375kW程度になります。
つまり、発電容量は大きければ起きいほど、発電量も増えますから、売電収入の面から見ますと、3kWの時に仮に10,000円程度とすれば、24,000円程度に増えます。
太陽光発電を導入する時には、屋根面積が許すかぎり大きな容量のシステム設置がベターなのです。