たくさんあるパネルがひとつ故障すると、全部に通電しなくなるようなことはありますか?また、15枚のうちの1枚が故障したら発電量が1/15減るという解釈でいいのでしょうか?その故障はモニタなどで感知できますか?
ここではご質問の順に回答していきます。
太陽光発電パネル1枚が故障しただけで、他の太陽光パネルまで全滅するようなことはありません。
なぜなら、太陽光発電の回路にはバイパスダイオードがあるので、1枚のパネルがダメになった場合、電流がバイパスダイオードに流れて破損を回避するからです。
太陽光発電パネルが1枚故障しても全滅しない場合を想定し、20枚搭載で1枚故障したら19/20 の発電量になります。
つまり、その1枚だけを考えるとそうなります。
ただしパワーコンディショナーが他のパネルに影響しませんから大丈夫です。
検知できるシステムは一般的に搭載されていません。
ただし産業用の場合はその限りではないようです。
屋根の上などにある太陽光パネルは1枚だけではなく、何枚かが接続されてアレイと言う構造になっています。
例えばCIS系ですと、一部の太陽光パネルに影ができても、ほとんど影響がないと言うのが定説になっています。
補足的に言いますと、太陽光発電で重要なのはメーカーが公表している太陽光パネルの公称最大出力よりも、実際に設置された太陽光パネルが発電する実発電のほうです。
これは太陽光パネルがさまざまな条件下で設置されるからです。
※多結晶の場合は、影の影響で1枚でも全滅の可能性があります。