昼間は太陽光発電だけで使用電力をまかなえますか?曇りや雨だと全然発電しないのでしょうか?
太陽光発電は、ご質問のように晴天では順調に発電しますから、昼間は自家消費量を上回る電力が生産され、余った電気を電力会社に買い取ってもらう売電ができます。
しかし、天気は自然現象ですから毎日のように一定時間が晴天とは限りません。
雲が多い日もあれば雨の日や雪の日もあります。
ただし曇りや雨、雪については、その程度が発電に関係します。
例えば雲が薄曇りなのか本曇りなのか、雨や雪が降っていても、晴れ間があるとかが発電量に関係します。
また、同じような晴天だと感じられても太陽光発電の発電量が常に一定とは限りません。
実際の発電量は数秒単位で変化します。
また太陽光発電システムでの発電効率は公称最大出力を基本としますが、実際にはこの通りではなく、発電量が公称値を上回ることもあり、下回ることもあります。
そこで太陽光発電の発電量を見るのは、1日をトータルする、あるいは1カ月をトータルするというのが正しい見方になると言えます。
例えば晴天の日の発電量が30kWhでも曇りの日には10kWh、雨の日には3kWhになるかもしれません。
そこで1カ月を25日とする考え方があります。
つまり30日間まるまる晴天ではなく、そのうちの5日間は発電量がゼロに近いことを想定するのです。
そうすれば、1カ月平均の発電量が想定できます。