太陽光発電は発電以外に何か効果があるのでしょうか?
太陽光発電の効果は、一番は発電時にCO2を排出しないことです。
次に設置した際の二次的な効果に遮熱効果が期待できます。
つまり屋根の上に設置された太陽光パネルには遮熱効果があるので、暑い太陽光を跳ね返して夏場の冷房負荷軽減が期待できます。
言い換えれば太陽光発電は太陽光に含まれている電気の性質を受け入れますが、熱の性質は跳ね返してくれるのです。
ちなみに、この遮熱効果は考えているよりも大きく、例えば南向きの屋根全面に太陽光パネルが敷き詰められているような場合は、テストでは約10℃の温度差があることが証明されています。
10℃と言うと、例えば猛暑とされる35℃の暑い日でも、室内の温度は25℃ですから、これならエアコンの冷房は不要でしょう。
その分の節電を考えると、発電をしながら節電をすると言う一石二鳥の効果があるのです。
しかし、屋根の上に直接陽が射す部分が多いと、このような大きな遮熱効果は得られませんから、誤解の無いようにしましょう。
なお、屋根全面に太陽光パネルを敷けば、その分だけ発電量が増えますからそれだけ売電量も増えます。
したがって、できるだけ屋根のスペース全部を太陽光発電に使うことをお勧めします。