メーカーによって、パネルの発電効率に差がありますよね。
東芝がいいとかいろいろ聞きましたが、各メーカーの発電効率はどうなっていますか?またパネルの種類によって発電効率に差がありますか?
ご質問の太陽光発電各メーカーの太陽光パネルの変換効率は、それぞれのメーカーのホームページを参照すれば分かります。
ここで全メーカーが公表している変換効率を列記することはさしひかえますが、変換効率の測定方法は、1平方メートルの土地に1000Wの太陽光が降り注いだ場合の電気への変換割合だということを申し上げます。
これでは分かりにくいとおもいますから、代表的な太陽光パネルの変換効率の一部を紹介します。
(1)ソーラーフロンティア(SF150-K)は12.2%(モジュール変換効率)と低いのですが、これはCIS(化合物系)の太陽電池では標準あるいはそれ以上の数値です。
(2)シャープ(NQ-195AA):16.9%(モジュール変換効率)は、多結晶シリコンの太陽電池ではまずまずの効率と言えます。
(3)東芝(SPR-240NE):セル変換効率22.6%、(モジュール変換効率19.3%)は単結晶シリコンの太陽電池での数値です。
以上が太陽光パネルに使用されている、CIS(化合物系)、多結晶シリコン、単結晶シリコンの一般的な変換効率と言えます。
補足しますと、変換効率はCIS、多結晶シリコン、単結晶シリコンの順に高くなりますが、実用化されるのは10%以上からと考えましょう。
また、ではどの程度の変換効率が一番高いかと言いますと、条件付きですが20%以上であれば高いほうと言え、宇宙用(宇宙ステーションなど)では30%を超えるのもありますが、高価なため実用的ではありません。
一方で低くても10%以上であれば立派に実用に供することができます。