太陽光発電システムは災害などで停電をした場合でも、使えるらしいですが、そのしくみを教えてください。
太陽光発電システムは災害などで停電をした場合、系統連系運転を自動的に停止、システムが発電状態だった場合、自動的に自立運転に切り替わり、非常用電源として利用することができるようになります。
発電中でなかった場合は、パワーコンディショナのスイッチを操作して自立運転に切り替えることができます。
太陽光発電システムの非常用電源は1,500Wが上限となっているため、エアコンやオーブンレンジといった多くの電力を使用する家電製品は使用することができません。
また、途中で電源が切れてしまうリスクがあるためパソコンなど急に電源が切れると、ハードディスクが破損するなど影響をうける家電製品も使用しない方がよいでしょう。
太陽光発電パネルは故障が少ないといわれており、メーカーでも長期の保障を行っているところがありますが、パワーコンディショナなどそのほかの機器については故障のリスクがあります。
そのためメーカーでは導入後1年後と4年後にメンテナンスを行うことを推奨しています。
メンテナンスの費用は機器のチェックやパネルの清掃など、内容によって費用が異なります。
住宅用太陽光発電システムでは屋根に太陽光発電パネルを設置しますが、パネルの設置によって直射日光が屋根に当たらなくなるため、住宅の構造や屋根の設置状態によっては、夏場に室温が下がることがあるようです。