冬、特に12月の発電量がすごく少なかったんですが、業者に訊くと冬はそのくらいで当たり前と言われました。
本当にそうなんでしょうか?
太陽光発電の発電は、太陽光パネルが太陽光を受ける角度でその量が変わってきます。
例えば傾斜角度が30度だと100%で、この角度が低かったり高かったりで、この%が低下します。
ただし10度以内であれば、それほどの開きはありません。
太陽と地球との相対関係で、太陽光は屋根に設置された角度には関係なく照りますが、季節でその照り方が変わります。
これを日照角度と言いますが、冬は日照角度が低くなり、日照時間も短くなります。
例えば12月は冬至の月なので、太陽光発電には年間で一番効率が悪い季節になります。
その割合は、5月~8月の50%とも言われています。
反対に夏至がある8月は気温の上昇を抜きにすれば、効率は高くなります。
ご質問の10~15kWも発電すれば十分というのが、何kWhの太陽光発電システムかは分かりませんが、一般的に太陽光発電が順調に発電をするのは、5月~7月と言う説もあります。
太陽光発電は太陽光の日照角度以外に気温も大きく関係し、暑すぎると得にシリコン系の太陽光パネルの発電量は低下する傾向がありますから、8月が気温の点では好ましくないとも言えます。
太陽光発電システムの購入・設置は評判が高く良心的な会社からに限りますが、その理由はそのようなところであれば、このシステムでは季節により発電量がどのように変化するかを説明してくれるからで、より納得のいく太陽光発電の導入が出来ると思います。