発電量は、日照時間や地域で、どのくらいの差が生じるのでしょうか?
太陽光発電システムの発電量は太陽光発電パネルの性能と、日照時間などによります。
太陽光発電システムでは、太陽光発電パネルで作り出した電力をパワーコンディショナで変換することで、電力を使用することができるようになりますが、このとき電力はいくらか損失します。
電力がどのくらい損失するのかは、太陽光発電パネルのメーカーや型によって異なります。
またその損失率についても季節によって異なり、冬季であれば10%、夏期は20%、春と秋期は15%くらいになります。
太陽光発電システムのカタログで表記されている発電量は、太陽光発電パネルの表面温度が25度の場合の発電量を表記いているため、実際の気温や日照時間などによって数値の通りの発電量とならない場合があります。
カタログに記載されている発電量の70%~80%くらいが実際の発電量になると考えてよいでしょう。
そして発電量の差が最もできるのが日照時間です。
日照時間の少ない地域より日照時間が多い地域の方が発電量が多くなりますが、天候がよすぎて太陽光発電パネルの表面温度が高くなっている場合は、発電効率が落ちてしまう場合もあります。
なお、太陽光発電パネルの表面が汚れている場合なども発電量を下げてしまうため念のため確認してみましょう。