日照量は十分だと思うのに、設置容量まで発電しません。
行って70%くらいです。
異常でしょうか?
太陽光発電の仕様では、公称最大出力と実発電出力があります。
実際に公称最大出力通りの発電量は余り期待できません。
それは太陽光パネルを設置する条件がメーカーの場合と同じではないからです。
したがって一般的には70%程度の出力ならば合格点です。
メーカーが発表している最大出力は、ある意味では太陽光パネルが理想的な条件の環境下に設置された場合の数値です。
これはメーカーとしては当たり前のことで、それを、取り付けてみたらそこまでの出力がないから、ウソではないかと疑うのも当たり前です。
ですからメーカーは公称という断り書きをつけているのです。
これがもし、「○○kW標準」だとしたら、あくまでも標準ですから、それ以上もありそれ以下もあり得ます。
ですから、メーカーが、保証という言葉を使っていない限り実際の発電量が少なくても致し方ないと考えましょう。
ただし、このご質問の場合は合格点ですが、これが50%以下であれば、いくつかの点で問題があると考えられます。
その主なものは施工ミスで、太陽光パネルの設置場所と角度が不適切であること、太陽光パネルをつなぐ結線が不十分であることなどです。
なお、これはまず滅多にないことですが、最初から太陽光パネルに欠点がないとは言い切れませんし、パワーコンディショナーの不具合もチェックする必要があります。