実際、どのくらい発電しているかをモニターで見られるとのこと、それを知ることで何か利点はありますか?
太陽光発電システムを導入すると、発電量モニターが取り付けられます。
この発電量モニターで現在の発電量を確認することができるのですが、このモニターの数値は常に変動しています。
太陽光発電システムの発電量は日照時間によって大きく変わりますが、パネルの表面温度などによっても変化します。
太陽光発電システムでは太陽光発電パネルで作り出された電力をパワーコンディショナで住宅内で使用できるように変換をしますが、この変換にあたっていくらか電力を損失します。
そして電力の損失は温度によっても異なります。
太陽光発電システムは日照時間が長い夏に一番発電量が多いと考えている人がいますが、実際には損失が少ない春や秋の方が発電量が多くなります。
そのため、発電量モニターの発電量の数値は常に変動しているのです。
また、発電量モニターの数値が太陽光発電システムにカタログに掲載されている数値と同じにならない場合がありますが、これも太陽光発電パネルの表面温度や日照時間などの実際の発電状況によるものです。
太陽光発電システムにカタログに掲載されている数値は、太陽光発電パネルの表面温度が25度くらいのときの発電量を記載しています。
そのため、実際の温度の状況などによっては、太陽光発電システムにカタログに掲載されている数値より少ない場合もあれば、多い場合もあるのです。