太陽光発電がエコスタイルの代表みたいに言われていますが、パネル製造に伴う環境影響を考えてみても、二酸化炭素削減につながっているのでしょうか?
太陽光発電システムは太陽光発電パネルに太陽の光を当てて発電し、その発電した電力をパワーコンディショナで変換して住宅で使用できるようにしています。
太陽光発電システムは燃料を使用する火力発電などとは異なり太陽の光を利用するため、二酸化炭素を一切排出しないクリーンでエコなエネルギーです。
「太陽光発電パネルを設置し、実際に発電するまでに排出されたCO2が、発電によって抑制されたCO2と同じになる」については、はっきりと予想することは難しいと思われます。
環境庁の2012年10月から2013年9月の調査結果によると、世帯あたりの年間二酸化炭素排出量は、関東甲信で4.0トンであり、北海道で7.3トンであったそうです。
これら排出されたCO2が発電によって抑制されたCO2と同じになるのは、太陽光発電システムの普及状態によって異なると思われます。
太陽光発電システムの耐用年数は、機器によって異なり太陽光発電パネルの場合一般的に20~30年といわれています。
太陽光発電パネルは可動部分がないためメーカーによっては長期の保証をするところもあります。
そしてパワーコンディショナなどその他の機器については、一般の電化製品と同様に故障のリスクがあり、耐用年数は10年といわれています。
ただし耐用年数はあくまでも目安で、実際の耐用年数は設置環境などによって異なります。