太陽光発電には、発電量の少なさに不安を持っていますが、原子力発電につぐエネルギーってありますか？
太陽光発電システムは太陽の光によって発電するため、地球環境にやさしいクリーンなエネルギーです。
そのため、普及が進めばCO2の削減にも貢献できますが、太陽光発電システムは太陽の光を発電の基にするため、天候などによって発電量が左右されます。
そのため、企業などで太陽光発電システムを利用する場合、常に決まった電力をどうやって確保するかが課題になります。
太陽光発電システムは太陽光発電パネルに太陽の光をあてて発電しますが、大容量の電力を産み出すには広大な土地が必要になります。
原発1基分の100万kWの電力を産み出すには、太陽光発電システムの場合、甲子園球場の約1500倍の土地が必要になります。
それだけの広大な土地を用意するのも大変ですが、大容量の電力を送り出すシステムも必要になってきます。
また電子力発電の年間設備利用率が70～80％なのに対して、太陽光発電システムは天候などによって発電量がまったく変わってしまうため、年間設備利用率は十数％といわれています。
そのため、現状においては太陽光発電システムが原子力発電の代わりになるとはいえない状況です。
ただし、発電効率が良い太陽光発電パネルなどが開発されており、今後については代わりとはならないと断言はできません。
