太陽光発電はとても効率が悪いと聞いたことがあります。
風力発電などの方が効率がいいんじゃないでしょうか?どうして太陽光発電の方が普及しているんですか?
太陽光発電と風力発電ではどちらが効率がいいか?ということについては、その方法がまったく異なり、比較をするための一致する基準がないので、どちらが良いという答えはでません。
ただし、太陽光発電装置を設置するのと風力発電装置を建設するコストを比較すると、得られる電気出力との兼ね合いでは、太陽光発電のほうが効率は良いでしょう。
しかし、これは一般論であり、風力発電に理想的な風が常に安定して吹いている場合は、昼夜を問わず風力発電は電気を生産しますから、風力発電のほうがいいとも言えるでしょう。
しかし風が強すぎると風力発電は効率が低下するので、日本で風力発電に適した場所は、国土のわずか3%とも言われています。
一方で太陽光発電は夜には発電をしないという弱点はあるにしても、人が住んでいるところであれば場所を限定されることはありません。
確かに日射量や日照時間は全国をみるとまちまちですが、北は北海道から南は沖縄まで、太陽光パネルを屋根に載せた住宅が数多くあります。
別の観点から比較をしてみますと、同じ発電量を得るための設備投資額は、太陽光発電のほうが風力発電よりもはるかに低くなります。
また、設備を設置する場所も太陽光発電は小さなスペースで間に合いますが、風力発電設備は広い場所を必要とします。