ブレーカーに3P2EMCBとか3P3EMCBとかありますが、どういう意味ですか?
一般論で言いますと、3P2EMCBとは、3極型の配線用遮断器で、過電流の検出素子が、2個付いています。
中性線欠相保護付きでは、家庭用の単相3線式の引き込み線では中性線は白線でまでの線が断線した場合、MCBが遮断するようになっています。
なお、3P3Eは,3極3検出素子です。
以上が、3P2EのMCB(中性線欠相保護付き)と、3P3EMCBの違いですが、先に述べたように過電流の検出という点では同じで、MCB(MCCB=MoldedcaseCircuit Breaker=配線用遮断器=ヒューズあるいはブレーカーとも言います)が過電流の場合、ダウンする仕組みになっています。
したがって、3P2EのMCB(中性線欠相保護付き)は、単相3線式の引き込み線では中性線は白線で、赤線と白線の間に100V、白線と黒線の間に100Vの電気が通電します。
ですから、このうちの白線が断線するのを保護する装置がついているかいないかの違いです。
ちなみにいずれの場合でも過電流が流れると,MCB(いわゆるブレーカー)が自動的に降りる仕組に変わりはありません。
これは、過電流のままだと、屋内の電気配線が熱を持ち、そのままでは火災を引き起こすリスクがあるからで、例えば20A(アンペア)程度では、エアコンと電子レンジなどを同時に使用すると、過電流が生じて、MCBが自動的に電気を止める仕組になっています。