分電盤の2次側に漏電ブレーカーが必要なんですか?主漏電ブレーカーがあれば、ダブルにする意味はない気がするのですが……。
質問の分電盤の2次側が、主漏電ブレーカー(逆接続可能型)の2次側であるならば、太陽光発電用の開閉器は漏電ブレーカーである必要はありません。
もちろん漏電ブレーカーでも構わないですが、主漏電ブレーカーで保護されていますから漏電ブレーカーは不要です。
これでお分かりかと思いますが、ブレーカーをダブルにしても、実際には何の意味も無いと思いましょう。
とにかく一次のブレーカーをパスしても2次のブレーカーをパスするようなことはあり得ないのです。
肝心なのはメインの漏電ブレーカーなのですから、太陽光発電用に漏電ブレーカーは不要と考えてください。
ただし、どうしても心配だというのであれば、MCBとELBを取り付けても構いません。
しかし通常では、MCBさえあれば、それで十分ではないでしょうか。
それにしても漏電は極めてリスクが高いですから、念には念を入れてということでのダブルブレーカーシステムがあれば、漏電時の心配がなくなるのは確かなことです。
いずれにしても、屋内配線をはじめとする配線類と、太陽光発電の配線などに齟齬がなければ、そして、過電流を承知での電気製品のムリな使い方をしない限り、漏電は起きませんから、漏電ブレーカー同様に配線類にも安全を期するようにするのは良いことです。