50kWの野立て太陽光発電を南向きで設置する予定なのですが、非シリコン系のCISパネルであるソーラーフロンティアが気になっています。
すべてソーラーフロンティア製にしたら、発電効率などはどうでしょうか?
土地450坪の雑種地に、50kWの野立て太陽光発電設備とのことですが、基本的なことを言いますと、その全部をCISの太陽光パネルにするのではなく、シリコン系とCISを半分ずつにするのはどうでしょうか。
これはシリコン系とCISの持つメリットとデメリットを考えたうえでのことです。
南向きと言うことは好条件ではありますが、同時に季節で変動する大気の気温のことも考えましょう。
例えば夏場には高温のため多くのシリコン系太陽光パネルは発電効率が低下する傾向が見られます。
しかしCISはその点ではタフです。
一方で発電効率では例えばシリコン系太陽光パネルが18%だとしますとCISは13%程度と考えられます。
そこでこれを足して2で割ると、15.5%の発電効率になります。
しかしこれは季節要因を考慮しないでの数値ですから、実際にはこれよりも高い変換効率が年間を通じて得られるでしょう。
また、曇りでも実発電力が強いのがCISとされていますから、その点ではこの太陽光パネルは良いと思います。
結論として言えるのは、CIS単独でも何ら問題はないのですが、出来ればシリコン系の太陽光パネルの併用も考えてみたいケースと言えます。
ちなみに、そのほうが50kW以上の発電量が望めそうな気もします。