自然エネルギーとして注目されている太陽光発電システムと風力発電ですが、1kWあたりの電力を産み出すためのコストは条件によって全く異なります。

例えば太陽光発電システムは太陽の光によって発電をするため天候によって発電量は大きく左右されます。

その年の天候が不順だった場合、発電コストは大きくなりますし、逆に天候が安定して日照時間が多ければ発電量は大きくなり、発電コストは下がります。

そのため、発電コストを簡単に求めることが難しい状態ですが2014年の各国の発電コストのデータによると、風力発電の発電コストは22.2万円/kWとなっており、一方太陽光発電システムでは31.8万円／kWというデータがあります。

太陽光発電システムは、設置容量が10kW未満と10kW以上で住宅用、産業用に区別されており、設置容量が10kW未満の住宅用太陽光発電システムでは、地方自治体などが補助金や助成金を出して普及を後押しをしていることもあって、普及が進んでいます。

そのため以前に比べて太陽光発電パネルの価格などが下がり、導入費用は小さくなっていますが、それでも100万円～300万円くらいの導入費用がかかってしまいます。

現在のところ固定価格買取制度という制度によって売電価格が決められており、10年間の価格保証もされていることから導入費用を売電収入で償却することも考えることができますが、売電価格は年々下がってきており、今後の動向がどうなるかは不透明です。

太陽光発電システムと風力発電はその将来性に期待されて研究開発もよく行われています。