昔と比べて、技術はどのくらい進歩しているのでしょうか?(画期的な機能や発電効率など)
そもそも太陽光発電が実用化され始めたのは1990年代後半からとされています。
今が2015年ですから、太陽光発電の歴史は20年程度で、そこで10年前と今を比較しますと、端的に言えば太陽光パネルの発電効率はかなりアップしたとは言え、シリコン系で20%の変換効率だと高いほうになります。
10年までだと高くても18%程度だったと思います。
CIS系を含めて、太陽光パネルに使われている太陽電気の変換効率は10%以上であれば問題なく実用に供されます。
一方パワーコンディショナーの電力変換効率も10年前と今ではそれほどの開きは無く、平均すると95%もあれば十分だと言えます。
このように見ますと10年前と直近ではどのような点を見ても目をみはるような大きな変化はないと言えるでしょう。
ただし、半導体以外の方法での、例えばドット式などが実用化される段階になると、太陽光発電の歴史は大きく変わると予測されています。
しかし、太陽光発電の研究開発が世界中でたゆまなくおこなわれていても、画期的な製品の実用化はこの10年間を見る限り、無いと言えるでしょう。
ちなみに太陽光パネルの変換効率は、たとえ1%でもその1%が発電量にはかなりの影響をもたらすことは間違いないようです。