土地は平らですし、設置しやすそうなので、農地で太陽光発電の利用をしたいです。
太陽光発電システムを土地に設置するのに適した条件があります。
そのひとつが土地が平坦であることと、障害物などがなく、影ができず太陽の光がよく当たることです。
太陽光発電システムでは太陽光発電パネルに太陽の光をあてて発電を行います。
そのため、太陽の光がよくあたるように角度や向きを調整しなければなりませんが、土地が平坦でない場合、パネルの向きや角度の調整が難しくなります。
そのため、土地が平坦でない場合は、太陽光発電システムを導入する前に土地の整備が必要になりますし、土地の整備が必要になれば、それだけ導入費用が大きくなります。
そして太陽光発電システムの発電量は日照時間に比例しますから、障害物などで影ができない、太陽の日がよくあたる土地が適しています。
その点で農地は太陽光発電に適しているといえるでしょう。
しかし土地には地目といって使用目的が限定されています。
農地は畑や田んぼを作る土地として定められており、農地のままでは太陽光発電システムを導入することはできません。
農地に太陽光発電システムを導入するには農地転用制度を利用しなければならず、手続きが必要になります。
農地に太陽光発電システムを設置する場合は、手間がかかるといってよいでしょう。