農地に太陽光発電を設置することはできますか?メリットやデメリットを教えてください。
このご質問での農業用は、ハウス栽培に使用する電気を賄うために太陽光発電を設置すると解釈します。
実は最近では農作物を栽培する畑に太陽光パネルを設置して、作物と電気の両方を生産するソーラーシェアリングというシステムもあります。
しかしご質問はそうではないようなので、単純にハウス栽培用の太陽光発電として考えます。
まずどの程度の規模なのかで、設置する太陽光発電の規模が決まります。
メリットは言うまでもなく、昼間のハウス栽培に必要な光熱にその電気を使用することで、電気代の節減ができることです。
一方でデメリットということではなく、果たしてそれだけの電気量を発電するために必要な太陽光パネルを設置するスペースがあるかです。
もしかすると、そこにハウスを増設するほうが得になるかもしれないからです。
平均すると太陽光パネルのサイズは2枚で畳1畳ほどですから、畳2畳が1坪としますと、1坪に4枚の太陽光パネルが敷けます。
1枚の出力が150Wとすると600Wですから、例えば10kWの発電をするには作業員のことも考えると約20坪は必要になります。
果たしてこれと20坪のハウスで栽培をするのでは、どちらが効率的かと言う問題があります。
そうではなく畑であれば、ソーラーシェアリングの検討をおすすめします。