年間発電量が、モニターと電力会社でかなり違っていました。
(モニター10000kWh、電力会社8000kWh)こんなに違うのはおかしいんじゃないですか?
最初に、ご質問にある発電量という言葉についてご説明します。
年間発電量の発電量が、モニターでは10337kWが正しい用語の使い方です。
しかし、電力会社から送られてきた発電量を合計すると8036kWhと言う時には発電量ではなく、「売電量」あるいは「買電量」であり、ここが大きなポイントです。
太陽光発電での電気はまず家庭内で消費され、余った分が売電にまわされます。
したがって、発電用=売電量にはなりません。
この計算が適用されるのは発電量の全部を売電にまわすことが前提の産業用太陽光発電の場合のみです。
このことから推察できるのは、ご自宅での発電量の10337kWと電力会社からの売電量の8036kWが正しいとしますと、差し引きの2301kWは自宅で消費した電気の量ということになります。
これは年間の数字ですから、12ヶ月で割ると、1カ月に192kW、1日に6.4kWの太陽光発電からの電気を自宅で使ったことになります。
この数字は標準家庭よりも少ないので、この場合の売電量は多いほうだと言えるでしょう。
このようなことで、差が出ることはご理解いただけたでしょうか。
またパワーモニターにもよりますが、通常は、発電量(ピーク時を含む)と家庭内消費電気量、売電電気量の3つが表示されるようになっています。