家を建てた時に、太陽光発電を一緒に付けると、太陽光発電にも固定資産税がかかると聞きました。
本当ですか?
家庭用の太陽光発電は10kWh未満ですから、固定資産税はかかりません。
また別の理由として、太陽光発電は屋根に架台を取り付けて、その上に太陽光パネルを載せますから、住宅の一部にはならないので、固定資産税はかからないのです。
しかし屋根瓦一体式の太陽光パネルの場合、パネルは瓦と見なされますから、住宅の一部という扱いになります。
このように太陽光発電システム自体は不動産ではありませんから、固定資産税はかかりませんが、屋根瓦一体型の太陽光パネルを使用すると、その太陽光パネルは屋根瓦の役目も果たすわけですから、住宅の一部と見做される取り扱いになります。
しかし、この場合、見た目がよくなることもありますから、あえてこの方式を希望される方もおられます。
一方、屋根に架台を取り付ける場合、架台は瓦の役目をしませんから、太陽光発電システムの一部と見做されるので、税制面では動産扱いになるといわけです。
なお、瓦一体型太陽光パネルを採用するのは新築戸建の場合が多く、既設の住宅にとりつけるということはないようです。
それは屋根の葺き替えという大規模なリフォームになるからです。
したがってこのご質問の場合、固定資産税に関しては、以上の違いがありますから、どちらを選ぶかは建築主の判断次第ということになります。