系統連系に単相とか三相とかあるんですが、どう違うんでしょうか?
太陽光発電の直流出力を電力系統に流すためには、パワーコンディショナーでの交流変換と系統同期が必要になります。
系統連系の場合、単相と三相があるのは、太陽光発電メーカーのパワーコンディショナーの仕様次第です。
どのくらい違うかは、パワーコンディショナーの仕様を比較してみましょう。
なお、単相と三相は、主として「安全」と「効率」の点で使い分けられています。
子供がいるような一般家庭では、配線が少なく電圧が低い、「安全な単相」が使われます。
一方、大量の電気を使う工場などでは、「高効率で電気を送れる三相」が使われます。
三相の場合、単相と比較して少ない電流でも同じ電力が得られるので損失が少なく、また設備を小さく出来るというメリットがあります。
また、発電した電力を需要地に送るのにも三相が利用されます。
単相の場合、発電された電気を需要地へ送るには合計2本の電線が必要となりますが、三相の場合は電気を3本の電線で送ることが出来ます。
したがって、単相では電線が6本必要ですが、三相だと、3本で送電することが出来ます。
このようなことから、単相は家庭用、三相は産業用と考えれば分かり易いと思いますが住宅用太陽光発電野電気の場合は通常は単相になります。