南向きの10度設置の50kW太陽光発電システムについて、10kWパワコンを5台にするか4台にするか悩んでいます。
損失や発電効率の低下でかなり低く見積もってOKとのことですが、どちらがいいでしょうか?
現在、パネル50kWで10kWパワコン5台の49.5kWにするか、10kWパワコン4台の48kWにするかで迷っているとのことですが、太陽光発電の常識として、パワコンの容量はパネル容量の8割あれば充分が定説になっています。
その理由は、太陽光パネルの熱による効率低下やケーブルによる損失が発生するからです。
年間を通しても80%を超える量は1~2%程度でしょう。
しかもそれは3月から5月頃が多いとされています。
夏は高温による効率低下で太陽光パネルは70%程度の発電が普通で、ケーブル損失のため、最高の条件でもパネル容量の90%程度の発電と思いましょう。
なお、角度が10度ならなおさらです。
というわけで、価格が安くなるのであれば、パネル50kW、パワコン40kWの方が経済的にいいでしょう。
50kW未満の低圧にしたい場合は、太陽光パネルは60?65kWで、パワコンは49.5kWが最適な組み合わせです。
まとめますと、太陽光パネルが50kWで、パワコン40kWが一般的であると言えます。
ついでに付け加えますと、10kWのパワコンではなく5.5kWのパワコンなら、38.5kW、44kW、49.5kWという選択肢もあります。
いずれにしても定格に余裕を持たせておく方が安全性の面では間違いはないのですが、現実としては、以上のように、90%程度の範囲でも大丈夫だと思います。