漠然と考えているのですが、太陽光発電システムは設置容量の違いで、売電や導入方法も変わりますか?
太陽光発電システムは設置容量によって住宅用と産業用に区別され、売電方法や導入方法が異なります。
例えば設置容量が10kW未満の場合は住宅用となり、太陽光発電システムによって作り出した電力は住宅内で使用し、余った電力を売電することができます。
一方、設置容量が10kW以上の場合は産業用となり、太陽光発電システムによって作り出した電力はすべて売電することが可能になります。
そのため、産業用太陽光発電システムでは大きな売電収入が得られる場合があります。
産業用太陽光発電システムはさらに設置容量によって高圧連系と低圧連系に区別され、50kW以上の高圧連系の場合はキュービクルという変電システムを導入したり、設置にあたっては電力会社と接続協議が必要になりますが、10kW以上50kW未満の低圧連系ではキュービクルは必要なく、主任技術者を選任したり、保安規定の届出などは必要ありません。
産業用太陽光発電システムの導入費用は1kWあたり20万円後半から30万円といわれており、また機器の故障などにより発電量が落ちると売電収入も小さくなってしまうため、監視システムを導入するなど、メンテナンスが必要になります。
そのメンテナンスが大体システム導入費用の0.1~0.2%といわれています。