ビルの影が太陽光パネルにかかるのを心配されているようですから、まずは太陽光パネルの構成について説明します。

太陽光パネルは何枚かを直列にしてブロックを構成し（これをアレイと呼びます）、そのブロックからの出力を接続箱で統合してから屋内のパワーコンディショナーに配線がいきます。

ブロック内の電流は回路の性質上、一定の電流になりますが、ブロックの一部が影になると、そのパネルの電流出力が低下します。

この低下した電流値が影響して、アレイ全体の出力が低下してしまいます。

これを避ける構造の太陽光パネルもありますから、詳しくは業者に実地検分をしてもらうことをおすすめします。

良心的なところであれば、このような実地検分は無料でおこなってくれます。

自分で想像して心配するよりは専門家である業者に依頼するほうが確かな結果がでるでしょう。

また、夏が近づくにつれて16時以降の影も増えてくるかもしれませんが、この辺りもきちんとした業者であればかなり的確な結果を教えてくれるでしょう。

いずれにしても既存のビルの影は致し方がないので、あとはその影響をどのようにして最小限に抑えるかという太陽光パネルの種類とレイアウトの問題になります。