太陽光発電を設置しようとしたら、真南のベストな角度と比較して発電量が85%くらいになると言われました。
真南の屋根でないと太陽光発電を設置する意味はありませんか?
ご質問での太陽光発電の販売施工会社は正直だと思います。
それはあらかじめ施主に発電量は85%程度だと説明をしているからです。
この場合はそれを素直に受け止めましょう。
そこで、説明しますと、基本的に、影と直射日光が当たらない状態とは意味が違います。
太陽光発電で障害物による影はNGですが、直射日光が当たらない状態でも空の明るさである程度発電をします。
したがって、年間の真南の発電量に対し東・西面は約85%になります。
費用対効果では、真南と比べると15%落ちるわけですが、実際には太陽光設置のために家を建て直すことはできなので、ほとんどの方が東・西面でも太陽光パネルを設置しています。
さらに、むしろ東西設置の方が設置に向いている場合もあります。
南北の切妻屋根では設置は南面だけですが、東西の切妻屋根であれば両面に設置できます。
例を挙げると、南面で屋根面積上3kWを設置の屋根でも東西の切妻屋根なら6kW=南面換算で×0.85=実質で5.1kWが設置できることになります。
そうすると余剰電力を多くなりますから、売電も多くできることになります。
なお、効率の悪い分を太陽光パネルの多さでカバーすることもできます。
今一度この辺りの検討をされたらいかがでしょうか。