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蓄電池はやめたほうがいい?失敗や後悔しないためのポイントも紹介

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家庭用蓄電池を検討している方の中には、ブログやレビューなどの情報から「蓄電池はやめたほうがいいのかな…」「蓄電池を購入して後悔している人もいるから不安」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。蓄電池の購入を検討する際は、ライフスタイルや予算などさまざまな点を確認しましょう。

そこで今回は、蓄電池の導入をやめたほうがいいケースや必要なケースについて詳しくご紹介します。防災対策として蓄電池の導入を考えている方や蓄電池で家計負担の軽減を行えるか気になっている方などは、参考にしてみてください。

蓄電池をやめたほうがいいケース

蓄電池でメリットを得られるかどうかは、ライフスタイルや設置場所との相性について確認しておかなければいけません。まずは、蓄電池をやめたほうがいいケースについて紹介していきます。

電気料金負担が平均と同じか平均より安い

現時点の電気料金が平均的な電気料金と同じか安い状況なら、蓄電池単体の導入で大きな経済的メリットを得るのは難しいといえます。

蓄電池を単体で稼働させる場合、電力会社から供給される電気を充電します。そのため、充電の際に電気料金がかかります。さらに蓄電池で充電したからといって、基本料金や電力量料金が安くなるわけではないため、電気料金の削減効果を得にくいといえます。

既に電気料金の負担が平均と同じか安い時は、太陽光発電の導入や省エネ家電への切り替えなど、買電量を減らす取り組みを行ってみましょう。

蓄電池を設置するための場所を確保できない

蓄電池を設置するには、少なくとも80㎝以上のスペースを用意しておかなくてはいけません。また、施工やメンテナンスのスペースも必要のため、場所を確保できない場合は一旦保留したり業者に下見してもらったりするのがいいでしょう。

なお、蓄電池の中には屋内設置型のコンパクトなタイプもあります。コンパクトタイプの場合は、厚み10㎝台、幅40㎝台、高さ50㎝台と非常に薄いのが特徴です。

屋外設置が難しい場合や屋内に80㎝以上の設置スペースを確保できない場合は、コンパクトタイプの取り扱いについて販売施工店に相談してみましょう。

1日の中で自宅にいる時間が少ない

1日の中で自宅にいる時間が少ないと、蓄電池を導入しても電気料金を削減しにくいといえます。

日中や夜間に自宅にいない、自宅にいない時間の方が多い時は、蓄電池で充電したとしても電気を有効活用できません。また、自宅にいない時間が多ければ多いほど電気料金の負担も少ないため、蓄電池で電気料金削減効果を伸ばすのは難しいところです。

自宅にいる時間が少ない方の中で毎月の支出を抑えたい時は、電気料金だけでなくガス代や水道代、家賃といった別の支出項目を見直してみてはいかがでしょうか。

時間帯別プランに加入していない

電気料金の時間帯別プランに加入していない場合は、蓄電池を単体で運用しても経済的メリットを得にくいといえます。

時間帯別プランとは、夜間などの特定時間帯のみ電力量料金が安くなるプランのことです。このプランに加入していれば、電気料金の安い時間帯に充電し、電気使用量の多い時間帯に自家消費することで電気料金を削減できます。

しかし、時間帯ごとに電力量料金の変わらない従量電灯制といったプランでは、蓄電池単体の運用による電気料金削減効果を得るのは難しいといえます。

蓄電池を導入したほうがいいケース

蓄電池をやめたほうがいいケースについて把握したあとは、導入したほうがいいケースについても確認しておきましょう。オール電化住宅に住んでいるなどといった場合は、蓄電池の導入によって経済的メリットにつながります。

オール電化住宅に住んでいる

オール電化住宅に住んでいる方は、蓄電池の導入によって電気料金削減効果が得られます。オール電化住宅向けの電気料金プランへ加入している場合は、夜間の電力量料金を安くしてもらえます。つまり、夜間に蓄電池で充電しておけば、安い電力を活用することが可能です。

あとは、エコキュートやIHクッキングヒーターなど、さまざまな住宅設備で自家消費すれば、電気料金を削減できます。

東京電力のスマートライフプランに加入している場合は、日中と夜間で8.02円の電気料金の差があります。

たとえば、日中の電力使用量を10kWhとします。夜間に貯めた5kWhの電気を日中に使用した場合、1日あたり40.1円の電気料金削減効果を得られます。1ヵ月に直すと1243.1円の削減効果なので、確実に家計負担の軽減につながります。

電気料金が平均より高くて悩んでいる

電気料金が平均より高い時は、蓄電池を導入した方がいいかもしれません。電気料金が平均より高い理由は、燃料費調整額の上限が定められていないプランの利用、電気使用量が平均より多いなどさまざまです。

そこで、時間帯別プランへ加入した上で蓄電池を導入すれば、夜間の安い電力で蓄電し、電気使用量の多い時間帯にそれを活用することが可能です。また時間帯別プランによるメリットが小さい場合は、太陽光発電と併用することで毎月1,000円単位の電気料金削減効果が得られるでしょう。

リモートワークで自宅にいる時間が長い

リモートワークで自宅にいる時間が長く、家計負担に悩んでいる方は、前段と同じく蓄電池と太陽光発電の併用もしくは、蓄電池と時間帯別プランの組み合わせを検討してみてはいかがでしょうか。

リモートワークでは、1日中パソコンなどの電子機器を稼働させなければいけません。また食事も基本的に自宅で済ませるため、IHクッキングヒーターなら電気代、ガスコンロならガス代が増えます。さらにトイレの使用頻度も増えるため、水道代も多めにかかるでしょう。

蓄電池と時間帯別プランもしくは太陽光発電を併用すれば、毎月数1,000円単位の電気料金削減効果を得ることも可能です。

非常用電源が欲しい

災害対策として非常用電源を検討している方は、蓄電池の導入をおすすめします。

日本は地震や台風、豪雨、噴火、大雪といった災害が多く、それによる停電のリスクも高い環境です。また火力発電所の故障や原子力発電所の稼働停止といった状況もあるため、夏や冬場に電力需要が増加すると停電しやすくなります。

さらにリモートワークをしている方の場合では、仕事中の停電でデータ破損・損失といったリスクも起こり得ます。また電気を確保しておいた方が、在宅で避難生活を送る際に役立ちます。

家庭用蓄電池を導入していれば、在宅避難生活の際に電気ポットやIHクッキングヒーターで調理できますし、夜間に照明を点けて過ごすことも可能です。

リモートワーク中の停電による被害を防ぎたい時は、家庭用蓄電池だけでなく無停電電源装置を導入しておくことをおすすめします。なぜなら、蓄電池を導入していても、停電の際は電力供給までに数秒程度の時間がかかるためです。

無停電電源装置があれば、停電時でも事前に貯めておいた電気で電力供給を数分~数10分程度継続できます。その間に蓄電池の自立運転を行えば、スムーズにパソコンのデータ保存やバックアップが取れます。

蓄電池で後悔しないためには?

ここからは、蓄電池をやめたほうがよかったと後悔しないためのポイントをわかりやすく紹介していきます。

蓄電池で何をしたいのか整理しておく

蓄電池の導入目的を決めておけば、やめたほうがよかったと後悔せずに済みます。

電気料金削減効果を重視している時は、家庭用蓄電池の導入だけでなく時間帯別プランへの切り替えや太陽光発電システムの併用を検討するのがおすすめです。また電気使用量多い家庭の場合は、蓄電容量10kWhなど大容量の蓄電池を検討することで、電気料金削減効果を伸ばせます。

一方、災害対策として電源の確保について検討している時は、容量の大きい蓄電池と無停電電源装置、太陽光発電単体もしくは蓄電池との併用を考えるのがおすすめです。また、何日分の電力を確保したいか決めておくと、自宅に適した蓄電容量を計算できます。

蓄電池単体で電気料金削減効果を狙わない

蓄電池単体で電気料金削減効果を狙ってしまうと、やめたほうがよかったと後悔する可能性が高くなります。

再生可能エネルギーと異なり、蓄電池は単体で電気料金を削減したり利益を得たりといった目的に使用するものではありません。また、発電機能が搭載されていないので、単体では買電量を削減できません。

家計負担の軽減につながる方法を探している方は、「蓄電池+太陽光発電」や省エネ家電の導入、節電など、蓄電池を含むさまざまな対策を検討してみてはいかがでしょうか。

予算に合った蓄電池を選ぶ

家庭用蓄電池を選ぶ際に注意すべきポイントの1つが、予算と費用負担のバランスです。

初期費用は、蓄電容量が4kWhといったコンパクトなタイプで80万円前後、10kWh以上になると100万円台です。年々安くなりつつあるものの、まだ低コストとはいえません。

そのため、家庭用蓄電池の導入を検討する時は、予算と家計負担、初期費用の回収期間を計算しておくのが大切です。

実績豊富な販売施工業者へ相談する

実績豊富な販売施工業者に相談すれば、あとからやめたほうがよかった・後悔したと感じてしまうこともありません。

とはいえ、実績不足、技術や知識不足の販売施工業者へ依頼してしまうと、施工不良による被害、相場より高すぎる価格での見積もりなど、さまざまなリスクにつながります。

販売施工業者を検討する際は、複数の事業者へ見積もりを依頼したり各サービスの実績や口コミを確認したりするのが大切です。

蓄電池は元が取れない?

ネットの記事や口コミの中には、蓄電池は元が取れないからやめたほうがいいという情報もあります。

無計画に蓄電池を導入してしまうと、費用回収に苦労してしまう可能性はあります。しかし、元が取れないというのは偏った情報なので、中立的な情報を確認するのが大切です。

そこでここでは、蓄電池で元を取るためのポイントについて確認していきましょう。

電気料金削減額によって回収期間や収支は変わる

蓄電池の初期費用回収期間は、電気料金の削減額や初期費用によって変わります。そのため、導入前に年間の電気料金削減額と維持管理費用、費用回収額を計算し、何年で元を取ることができるのか慎重に検討しましょう。また蓄電池のローンを探す際は、なるべく低金利のローンを比較するのも重要です。

とくとくショップでは、1.99%~2.95%の低金利ローンでご提案しております。また、最低価格保証を設けているので、低価格で蓄電池をご提供いたします。

少しでも製品やサービス内容に関心をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

太陽光発電を導入していると費用回収しやすい

蓄電池の費用回収で失敗しないためには、太陽光発電と併用するのがおすすめです。

太陽光発電があれば、電力会社から買電せずに蓄電池へ電気を貯められますし、余った電力を売電すれば収入も得られます。さらにFIT認定を受ければ、固定買取価格で10年間売電できます。(住宅用太陽光発電の固定買取期間:10年間)

蓄電池で失敗しないためには補助金制度にも注目

蓄電池で失敗しないためにも、補助金制度に注目してみてはいかがでしょうか。自治体では、独自に家庭用蓄電池の補助金制度を実施しています。

たとえば、東京都の「家庭における蓄電池導入促進事業 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」では、都内に家庭用蓄電池を設置した場合に助成金を交付してもらえます。

出力4kW以上の住宅用太陽光発電と併用した場合は、蓄電池と太陽光発電の導入費用からいずれか小さい額を基準に助成してもらえます。

  • 蓄電池1kWhにつき10万円(最大100kWh)
  • 太陽光発電1kWにつき20万円

出力4kW未満の住宅用太陽光発電と併用もしくは蓄電池を単体で導入した場合は、1kWhあたり10万円の補助金を交付してもらえます。(1戸につき最大80万円)

家庭用蓄電池の補助金制度は2023年も実施されているので、自治体HPや窓口から確認してみましょう。

蓄電池をやめたほうがいいケースを把握した上でしっかり検討しよう!

蓄電池による効果が得にくいのは、電気料金が平均より低い、家を空けている時間が長い、時間帯別プランに加入していない、などのケースです。

災害に備えて電源の確保を検討している方や蓄電池について気になっているものの失敗しないか不安という方は、今回の記事を参考にしながらとくとくショップを検討してみてはいかがでしょうか?

とくとくショップでは、シャープやオムロン、ニチコンといったさまざまなメーカーから販売されている家庭用蓄電池を取り扱っています。また、製品保証10年、工事保証15年、災害保証10年のトリプル保証に加えて、2年に1度の無料点検サービスも提供しています。

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