お役立ちコラム

2024年版エコキュートのおすすめメーカーとは?「エコキュートはどこのメーカーが一番良いですか?」にお答えします!

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こんにちは、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』です。今回は、エコキュートの導入・交換時に多くの方が迷ってしまうポイントについて解説します。エコキュートは、その他の給湯器と比較すると、非常に高い省エネ性を誇っており、日々の生活にかかる給湯コストを削減できると人気です。ただ、エコキュートの需要が高まるにつれ、機器の開発・販売に参入するエコキュートメーカーが増えていて、エコキュートの購入を検討した時には「どのメーカーのエコキュートが一番良いのだろう?」と迷ってしまう方が増えているようです。

実際に、とくとくショップにエコキュートの交換に関してお問い合わせいただくお客様からも、「エコキュートはどこのメーカーが一番良いですか?」と言った質問を受けることが多いです。最初に言っておきますが、エコキュートを開発・販売するメーカーは多いですが、どれか一つのメーカーが飛びぬけて高い性能を誇っているわけではありません。それどころか、エコキュートメーカーごとに、開発時の視点が異なることから、特徴的な機能が大きく異なるケースが多いのです。したがって、お客様にとって最適なエコキュートメーカーは、設置条件や想定している利用方法、エコキュートに求める条件などによって全く変わります。

そこでこの記事では、2024年度中にエコキュートの交換をお考えの方に向け、最適なエコキュートを選ぶための検討項目やおすすめのエコキュートメーカーについて解説します。

エコキュート選びのポイントは「省エネ性能」と「使いやすさ」

エコキュートと呼ばれる給湯器は、コロナ社が世界で初めて開発に成功し、2001年4月に販売が開始されています。その後、パナソニックや三菱電機、日立など、名だたる電機メーカーがエコキュートの開発・販売に参入しており、現在では「どのメーカーのエコキュートを選べば良いの?」と、選択肢の多さに困ってしまうという声を耳にする機会が増えています。

それでは、家庭で使用する給湯器をエコキュートにしようと考えた時、自分に最適なエコキュートメーカーがどこなのかを判断するには、どういった点を確認すれば良いのでしょうか?

一般的に、エコキュートの導入を検討する方は、「省エネ性が高く光熱費が削減できる!」という点をメリットに感じているケースが多いです。つまり、自宅に設置するエコキュートを選ぶときには、機器の省エネ性能をきちんと比較する必要があるでしょう。ただ、さまざまなメーカーがエコキュートを開発するようになった現在では、機器の特徴的な機能が開発メーカーによってかなり違います。そのため、エコキュート選びの際には「使いやすさ」についてもしっかりと確認すべきなのです。

ここでは、「どのメーカーのエコキュートが一番良いの?」と迷っている方に向け、エコキュート購入時の比較ポイントをご紹介します。

①年間給湯保温効率を確認する

エコキュートの省エネ性能は、「年間給湯保温効率」や「省エネ基準達成率」で確認することができます。

他の給湯器からエコキュートに入れ替えする方の多くは、エコキュートの省エネ性の高さをメリットに感じてのことだと思います。ただ、エコキュートの省エネ性については、機種によってかなりの格差があるということを忘れてはいけません。そして、それぞれの機種について、省エネ性能を比較する時には、メーカーが公表している年間給湯保温効率の数値を確認すると良いです。年間給湯保温効率の詳細は、以前別記事で解説していますが、簡単に言うと「1年あたりの消費電力で、どれだけ効率よく給湯や保温ができるかを示す数値」で、この数値が高いほど少ない電力でお湯を沸かしたり保温することができるという意味になります。つまり、省エネ性が高いということです。

この年間給湯保温効率については、エコキュートなど給湯器の補助金制度である「給湯省エネ事業」の目標基準値にも用いられていて、エコキュートの省エネ性能を比較する上では絶対におさえておきたいポイントとなります。

現在販売されている、最新モデルのエコキュートについても、年間給湯保温効率は2.8~4.2程度と、機器によってかなりの格差が生じています。ちなみに、年間給湯保温効率が0.1違うと、年間の給湯コストが1,000円違ってくると言われています。したがって、この数値が最も低いものと高いもので比較すると、1年間の電気代は、10,000円近い差が生じることになるのです。省エネ目的でエコキュートの導入をお考えなら、この数値が高いメーカーのエコキュートがおすすめでしょう。

②省エネ基準達成率を確認する

上で紹介した年間保温給湯効率の目標値は、世帯数やエコキュートのタンクサイズ、「一般地用か寒冷地用か?」など、条件によって変わります。したがって、一般の方がこの数値だけを見て、エコキュートの省エネ性能を正確に判断するのはなかなか難しいのが実情です。

そこでエコキュートの省エネ性能を判断するために確認してほしいもう一つのポイントが「省エネ基準達成率」です。省エネ基準達成率は、エコキュートの省エネ性能をより分かりやすく示すものとして用意された数値で、それぞれのエコキュートが「給湯省エネ事業」の目標値に対して、どの程度達成できているのかを示しています。

高い省エネ性能を誇る機種になると、この省エネ基準達成率が100%を超える数値になってきますので、「光熱費削減がエコキュート導入の目的!」という方は、そういった機種から選ぶのが良いでしょう。

③エコキュートの使いやすさは「給湯圧力」の比較が重要

エコキュートは、家庭の給湯を一手に担う設備として導入するわけですので、省エネ性能だけでなく、日々の生活において「使いやすいのか?」という点にも注目する必要があります。

エコキュートの使いやすさは、いくつか比較するポイントがあるのですが、中でも特に重要なポイントとなるのが「給湯圧力」の数値です。この数値は、簡単に言うと、蛇口やシャワーからお湯を出す際の水圧を確認するためのものです。

実は、エコキュートは、ガス給湯器など、瞬間式の給湯システムと比較すると、シャワーなどの水圧が弱くなる点をデメリットとして指摘される場合が多いです。これは、エコキュートが格安の深夜電力を活用してまとめてお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めておくという貯湯式の仕組みが採用されているのが要因です。エコキュートは、貯湯タンクの中にお湯を貯める際、水道水の水圧そのままだとタンクが破裂する恐れがあることから、「減圧弁」と呼ばれる部品を使って水圧を下げる仕組みになっています。そして、水圧を下げられたお湯がタンクから供給される仕組みになっているため、一般的なガス給湯器と比較すると水圧が低くなるわけです。

具体的には、水道直圧式となるガス給湯器の水圧は300~500Kpa程度なのに対して、減圧式のエコキュートの水圧は180Kpa程度となります。つまり、今までガス給湯器を使用していた人が減圧式のエコキュートに入れ替えした場合、最大で水圧が約1/3にまで低下してしまうため、シャワーなどの使い勝手に不満を感じてしまうケースがあるのです。

なお、エコキュートの水圧問題については、各エコキュートメーカーも理解しているため、給湯圧力を高めた機種の開発が進められており、高水圧モデルを販売するメーカーが多いです。ただ、メーカーによってエコキュートの給湯圧力はかなりの違いがありますので、エコキュートの導入時はこの部分の数値をしっかりと確認し、比較検討してください。

④自分がエコキュートに欲しい機能を明確にする

エコキュートの使い勝手面での比較については、給湯圧力以外の部分で差別化するのが難しいのが実情です。正直に言うと、エコキュートの開発を行っている主要メーカーでも、大きな差別化ができていないのが現状です。

例えば、エコキュートの機種選びを進める際には、「フルオート」「セミオート」「給湯専用」など、給湯タイプの比較は必ず行います。フルオートタイプのエコキュートは、お湯はりや追い炊き、足し湯に入浴後の配管洗浄など、お風呂に関する作業を全て自動で行うという高機能性を誇ります。対してセミオートやオートタイプと呼ばれる機種は、お湯はりのみを自動で行い、追い炊きや足し湯などを自動で行う機能がないといった感じになっています。給湯専用は、お湯はりも手動でその他の便利機能が搭載されていない機種です。

当然、エコキュートの本体価格は、機能性がおさえられた給湯専用やセミオートタイプの方が安くなります。しかし、実際に導入して日々の生活に使用することを考えると、断然フルオートタイプのエコキュートの方が便利に感じるはずです。近年では、「多少価格が高くても使い勝手は重要!」と考えるお客様が増えていることもあり、各メーカーはフルオートタイプのエコキュートをメインに製造・販売するようになっています。ただ、この給湯タイプの違いについては、どのメーカーのエコキュートでも用意されていますし、購入するエコキュートのメーカー選びでは何の参考にもなりません。

さらに、各メーカーが販売するエコキュートには、「お風呂のお湯を除菌する機能」「スマホアプリなどと連携し遠隔操作ができる」「太陽光発電と連携できる」など、メーカー独自機能を売りにした機種が増えています。しかし、これらは「メーカー独自」を謳いながらも、実際には似たような機能がどのメーカーにも搭載されている場合が多いです。

この他にも、貯湯タンクの形状について、通常は「角型」と呼ばれるタンクになるのですが、狭い設置スペースにも対応できるような薄型やスリムタイプと呼ばれるタンクが販売されるようになっています。しかし、この貯湯タンクのバリエーションについても、全メーカーが取り扱っていますので、差別化するポイントにはなり得ないのです。

エコキュートは、「給湯」というシンプルな機能がメインとなる商品ですので、機能面での差別化はなかなか難しいという問題があります。したがって、まずはあなた自身が「エコキュートに絶対に必要!」と考える機能をピックアップし、各メーカーのエコキュートを比較していくという順番が良いと思います。

⑤設置場所の条件によってはメーカーが限られる

上述のように、エコキュートは機能性で差別化するのは、給湯圧力以外ではかなり難しいです。ただ、お湯を貯める貯湯タンクやエコキュートを利用する場所の特性などによっては、設置可能なエコキュートメーカーが限られる場合もあります。

例えば、貯湯タンクの容量については、メーカーによって多少ラインナップに違いが生じます。一般的なタンクサイズである370L~460L(3~5人家族向け)は全メーカーがメインに販売していますが、大家族向けの500L以上のタンクやその逆に少人数向けの300L以下のタンクサイズを充実させているメーカーもあるのです。したがって、少人数向けもしくは大家族向けのエコキュートが欲しいと考えている場合は、要望に見合うタンクサイズを展開しているメーカーのものを選ぶのがおすすめです。

さらに注意しておきたいのが、生活用水として井戸水や地下水を利用しているお宅です。実は、通常のエコキュートは、井戸水を使用しているお宅に設置した場合、早期に機器が故障してしまう恐れがあるため、設置ができない場合があるのです。このようなお宅では、井戸水対応型エコキュートを選ぶ必要があるのですが、井戸水対応は全メーカーがしているわけではないので、設置可能なエコキュートメーカーが限られてきます。

主要エコキュートメーカーの特徴を簡単にご紹介

現在のエコキュート業界では、三菱電機とパナソニックがトップシェアを争う形となっています。そして、少し離れてコロナ、日立、ダイキンの3社が横並びでシェア率を争っている形です。

一般的に、エコキュート業界では、この5社が主要5大メーカーとされていますので、それぞれのメーカーの特徴を簡単にご紹介します。

三菱電機製エコキュートの特徴

三菱電機製のエコキュートは、「清潔さ」や「省エネ」関連の機能にこだわって開発が進められているように思えます。パナソニックとトップシェアを争っていますが、三菱製のエコキュートは新築現場で採用されることが多いと言われています。三菱電機製エコキュートは、以下の機能が特徴的と言われています。

  • 日々のお風呂を清潔に保つ
    三菱電機製エコキュートは、「キラリユキープ」と「バブルおそうじ」機能が有名です。キラリユキープは、配管を通るお湯に深紫外線を照射することでお湯の臭いやにごりを抑制します。バブルおそうじは、お風呂の栓を抜くだけで、自動で配管洗浄をスタートする機能です。
  • 業界トップクラスの省エネ性能を誇る
    三菱電機製エコキュートの上位機種は、上述した年間給湯保温効率が4.2と、業界トップクラスの省エネ性能を持つ機種があります。
  • 女性に嬉しいお風呂機能が搭載
    三菱電機製エコキュートには、風呂上がりの湯冷め防止や乾燥肌を緩和してくれる「ホットあわー」と呼ばれる機能があります。

三菱電機のエコキュートは、高い省エネ性とマイクロバブルを活用した便利機能で業界トップクラスの人気を誇ります。

パナソニック製エコキュートの特徴

パナソニックは、世界的な電機メーカーとして有名です。エコキュートメーカーとしても、長年、三菱電機とトップシェアを争っており、省エネ性の高さはもちろん、パナソニック独自の機能が人気です。

  • より快適なお風呂を実現する「温浴セレクト」
    この機能は、家族それぞれが、心地よいと感じる湯温で入浴することができるようになる便利機能です。
  • さまざまな省エネ機能が搭載
    パナソニックのエコキュートは、その省エネ性の高さが認められ、2020年度の省エネ大賞も受賞しています。例えば、「エコナビ」や「リズムeシャワープラス」、「ぬくもりチャージ」などの機能が有名で、上位機種は年間給湯保温効率4.0、さらに省エネ基準達成率114%を実現しています。
  • 最先端のエコキュートを実現
    パナソニック製エコキュートは、「HOME IoT」機能が搭載されている物があり、スマホなどとの連携が可能です。

パナソニック製エコキュートは、省エネを実現するための機能がたくさん搭載されている点で人気です。特に、太陽光発電を設置しているお宅の場合、ソーラーチャージ機能が搭載されているエコキュートがあり、さらなる省エネが実現します。

コロナ製エコキュートの特徴

コロナは、エコキュートを生み出した企業として有名で、現在は業界第3位のシェア率を争っています。コロナ社のエコキュートは、全ての面でバランス良く高性能な点が人気です。

  • 「ES制御(エネルギーセーブ制御)」機能
    コロナ製エコキュートの上位モデルには、ES制御機能が搭載されていることで、年間給湯保温効率4.0と業界トップレベルの省エネ性を実現しています。
  • 高圧パワフル給湯機能で高い水圧を確保
    コロナ社のエコキュートの中には、高圧パワフル給湯を実現したものがあり、このタイプは給湯圧力300Kpaとなっていますので力強いシャワーを楽しめます。
  • 意匠にこだわったエコキュート
    コロナ製エコキュートは、住宅の美観を損なわないスタイリッシュなエコキュートがラインナップされているのが特徴です。エコキュートは大型の設備ですので、このポイントは意外に嬉しいという方が多いです。

コロナ社は、世界で初めてエコキュートを開発した企業として有名です。近年では、三菱電機、パナソニックに押され気味ですが、価格と機能のバランスの良さはおすすめできるポイントになります。

日立製エコキュートの特徴

日立は、エコキュート業界でも独自目線の開発を続けていることで、じわじわとそのシェア率をのばしています。日立のエコキュートは、他の主要メーカーにはない特徴的な機能があります。

  • 「水道直圧給湯」方式を採用
    日立のエコキュートの中には、水道直圧式を採用したものがあり、このタイプであればガス給湯器と変わらない水圧を維持することが可能です。また、他メーカーのエコキュートでは、煮沸が必要とされるお湯についても、日立の水道直圧モデルは、そのまま飲用可能です。
  • 省エネ性、耐震性が高いウレタンク
    日立では、業界で初めて、タンクの周囲にウレタンフォーム断熱材を充填したウレタンクを開発しています。ウレタンクは、非常高い保温性を持っており、さらに高い耐震性能も確保しています。

日立製エコキュートは、他メーカーにはない「水道直圧式」が採用されている機種があるのが最大の特徴です。近年では、どのメーカーでも高水圧モデルのエコキュートを開発していますが、それでも水道直圧式の日立のエコキュートよりは水圧が弱いです。

ダイキン工業エコキュートの特徴

ダイキンは、空調機器メーカーとして有名ですね。ただ、エコキュート業界でも高性能なエコキュートを開発するメーカーとして認識されており、コロナや日立と並ぶ人気を誇っています。ダイキン製のエコキュートは、高圧給湯機能が注目されることが多いです。

  • 業界で唯一!ヒートポンプの交換が可能
    ダイキンでは、高品質ステンレス素材を採用した貯湯ユニットが使われています。このタンクは、非常に高い耐久力を誇っていますので、ヒートポンプが故障した際には、ヒートポンプのみを交換して継続利用することも可能です。このような対応が可能なのは、現状ダイキンだけです。
  • 災害対策が考えられている
    ダイキン製エコキュートは、「耐震構造・停電時出湯対応・非常用水取出し」など、万一の際も安心できる機能が特徴です。
  • 高圧給湯機能が充実
    ダイキン製エコキュートは、高圧給湯機能が特徴です。ダイキン製エコキュートの中でも、パワフル高圧給湯機能が搭載されたモデルは、減圧式エコキュートの中で最高レベルの水圧となる320Kpaを実現しています。

ダイキン製エコキュートは、災害などにも強いエコキュートとなっているのが特徴です。特に、ヒートポンプ部分のみの交換は、ダイキンにしかないメリットになるでしょう。

お客様の要望別、おすすめのエコキュートメーカーをご紹介

ここまでは、エコキュートの導入・交換を考えている方が、実際にエコキュートの機種選びをする際に確認したいポイントなどをご紹介しました。

ただ、上でご紹介しているように、エコキュートは開発するメーカーによって機器の性能や機能が微妙に異なります。エコキュートは、毎日使用する機器となるわけですので、お客様ごとにエコキュートに求める条件は変わってくるものです。

そこでここでは、エコキュートの購入を検討している方の代表的な要望について、その要望を叶えるためにおすすめできるエコキュートメーカーをご紹介します。

給湯圧力を重視するなら日立のエコキュートがおすすめ

「シャワーの水圧を確保したい」「お風呂が3階部分にある」など、とにかく給湯圧力を重視してエコキュートの機器選びを進めているという方については、日立製のエコキュートがおすすめです。

近年では、全エコキュートメーカーが、高い給湯圧力を実現した機種の開発を進めていますが、それでもガス給湯器と変わらない500Kpaの給湯圧力を誇るのは水道直圧式を実現した日立だけです。日立以外のエコキュートメーカーは、貯湯タンクの破裂を防ぐため「減圧式給湯」を採用しているため、各メーカーの上位機種であっても300Kpa前後が最大の給湯圧力となります。もちろん、300Kpa前後の給湯圧力があれば「シャワーの水圧が弱い…」といった不満を感じることはありませんが、水道直圧式のエコキュートよりは確実に水圧は弱くなります。

日立のエコキュートは、キッチンと浴室の2か所で同時にお湯を使っても、高い水圧と豊富な湯量を確保してくれます。

減圧式エコキュートで給湯圧力を確保したいならパナソニック

給湯圧力が高いタイプでも、水道直圧ではなく従来通りの減圧式のものが良いと考える人もいるかと思います。そのような方におすすめなのは、パナソニックのエコキュートです。

パナソニック製エコキュートは、もともと高い省エネ性能を誇ることで人気だったのですが、2023年6月に発売された最新モデルの機種は、省エネ性と搭載されている便利機能のバランスが良く、現時点で機種の充実度が業界No.1と言っても良いのではないかと思えます。その中でも、特筆すべき機種が「ウルトラ高圧フルオート」タイプです。このタイプは、減圧式のエコキュートでナンバーワンの給湯圧力である325Kpaを実現しています。

パナソニックのエコキュートは、フルオートタイプの全モデルに「AIエコナビ」という省エネ機能も搭載されていますので、高い水圧と省エネを両立した使い勝手の良いエコキュートになるはずです。

費用を抑えて高圧モデルのエコキュートを導入するならダイキン

ダイキン製エコキュートは、最上位モデルではなく、価格帯を抑えた標準モデルのフルオートタイプでも高い給湯圧力を実現しているのが特徴です。

上述した水道直圧式を実現した日立のエコキュートは、日立製エコキュートの中でも最上位モデルとなる「ナイアガラ」シリーズです。つまり、エコキュートの導入にかかるコストは、それなりに高くなってしまうというデメリットがあるのです。日立製エコキュートは、価格を抑えた標準モデルのフルオートタイプになると、給湯圧力が190Kpaまで落ちてしまいます。

これに対して、ダイキン製エコキュートの中には、リーズナブルな価格帯となる標準モデルでも、最高使用水圧240Kpaを実現した機種があるのです。その他のメーカーも、標準モデルのエコキュートの場合、170~190Kpa程度の水圧となっていますが、ダイキンのみは200Kpaを超える給湯水圧を誇っています。したがって、低コストにエコキュートを設置したいけど、水圧は確保したい…とお考えならダイキン製エコキュートがおすすめです。

少人数や大家族には三菱電機がおすすめ

エコキュートは、370L~460Lの容量を持つ貯湯タンクとセットになった機種をメインに取り揃えているメーカーがほとんどです。

ただその中で、三菱電機は、180Lの単身者向けや大家族向けの550Lなど、貯湯タンク容量のラインナップが豊富に用意されているのです。他にも、業界で奥行きが最薄モデルとなるタンクも用意されているなど、設置場所の関係でエコキュートの導入を諦めていた…という方でも三菱電機製エコキュートなら設置可能な場合があるのです。

こういった特殊な条件がある人は、三菱電機製エコキュートがおすすめです。

生活用水として井戸水を利用している方

上でも少し触れていますが、生活用水として井戸水や地下水を利用している場合、それに対応したエコキュートを開発しているメーカーのものを設置しなければいけません。実は、エコキュートの井戸水対応は、全てのメーカーが行っているわけではなく、以下の4社のみが対応しているのです。

  • パナソニック
  • 日立
  • ダイキン
  • 長府製作所

生活用水として、井戸水や地下水を利用している場合、上記のメーカーから設置する機種を選ばなければいけません。なお、井戸水対応型エコキュートであっても、事前にメーカーが指定する水質検査を通過しなければならないため、一般地にエコキュートを設置するよりも時間がかかる点に注意しましょう。

まとめ

今回は、エコキュートの導入や交換を検討した際、多くの方が迷ってしまう「どのメーカーのエコキュートが一番良いのか?」という疑問にお答えしてきました。

記事内でもご紹介したように、エコキュートと呼ばれる給湯器は、国内有数の電機メーカーが開発・販売に参入しており、どのメーカーのものが最も良いのか…と迷ってしまう方が多いと言われています。ただ、現在販売されているエコキュートについては、どれか特定のメーカーが突出して高性能な機器を開発しているわけではありません。つまり、基本的には、どのメーカーのエコキュートを選んだとしても、一定以上の満足度は得られると思います。

その中でも、自宅に最適なエコキュートの機種を選びたいと考える方は、自分がエコキュートに求める条件をピックアップし、それを叶える機能性を持つ機種を探すと良いでしょう。例えば、「とにかく水圧が重要!」と考えるなら水道直圧式の日立がオススメと言った感じで選ぶことも可能です

エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップでは、お客様がエコキュートに求める条件をお伺いしたうえで、最適な機能性を持つ機種のご提案なども行っています。給湯器の入れ替えをご検討中の方は、お気軽にとくとくショップまでご相談ください。

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