こんにちは、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』です。今回は、電気温水器からエコキュートへの交換を検討している方に向け、それぞれの機器の特徴や給湯器の交換をする際の費用相場などについて解説したいと思います。
日本国内で使用されている給湯器では、ガスをエネルギー源としたガス給湯器が最もシェア率が高いと言えるでしょう。ガス給湯器は、その他の給湯器よりも小型化が進んでいるため、壁掛け設置が可能など、マンションなどの集合住宅でも設置が容易だからです。ただ、脱炭素社会の実現が目指されている近年では、ガス火で熱を作るガス給湯器よりも電気でお湯を沸かすことができる給湯器の方が環境に優しいなどと考えられ、電気温水器やエコキュートなどへの注目度が高くなっています。
それでは、電気をエネルギー源とする電気温水器とエコキュートであれば、どちらを利用しても大きな違いはないのでしょうか?実は、この二つの給湯器は、「電気でお湯を沸かす」という点は同じであるものの、日々の生活にかかる電気代が大幅に異なり、エコキュートの方が圧倒的に安くなるとされているのです。そのため、もともと電気温水器を利用していた方がエコキュートへの交換を検討し始めるケースが増えています。特に2024年度は、電気温水器からエコキュートへの交換が非常にお得になる制度が用意されています。この記事では、電気温水器からエコキュートへ交換するメリットや、なぜ今年はお得に給湯器の交換ができるのかを解説します。
目次
電気温水器の特徴とメリット・デメリット
同じ電気をエネルギー源とする電気温水器とエコキュートですが、この二つの給湯器はお湯を沸かす仕組みが異なります。エコキュートは、エアコンにも使用されているヒートポンプ技術が採用されており、お湯を沸かす際に大気中の熱も活用できる点が特徴です。
一方、電気温水器はというと、純粋に電気のエネルギーのみでお湯を沸かす仕組みで、電気ポットや電子ケトルを大型化させたものをイメージしていただければ凡そは正しいです。電気温水器は、内部に取り付けられた電子ヒーターを用いて水をお湯にしていくという仕組みになっていますので、エコキュートと比較すると、給湯効率がどうしても落ちてしまいます。ここではまず、電気温水器の特徴と給湯器としてのメリット・デメリットをご紹介します。
電気温水器の特徴
電気温水器は、上述したように、電気のみでお湯を沸かす給湯器です。ただ、電気温水器にも以下のような2種類のタイプが存在します。
- 瞬間式の電気温水器
ガス給湯器と同じように、お湯が必要な時、必要な湯量を瞬間的に沸かすタイプです。ガス給湯器との違いは、燃料がガスなのか電気なのかという部分で、使い勝手は一般的なガス給湯器と同じです。 - 貯湯式の電気温水器
沸かしたお湯を貯湯タンクに貯めておくタイプが貯湯式と呼ばれます。タンク内に電気ヒーターが内蔵されており、中の水を電気を使って温めていきます。お風呂やキッチンでお湯を使用する際は、タンク内に貯めたお湯を使うことになります。
どちらのタイプも電気の力のみでお湯を沸かすというシンプル仕組みであることには変わりありません。
電気温水器の設置場所は、基本的に屋外となります。機種によっては、浴室など、屋内に設置できるタイプもありますが、一般的には屋外設置タイプが選ばれています。なお、貯湯式の電気温水器は、大型の設備となるためそれなりに広い設置スペースを確保する必要があります。タンクの中には大量の湯水を保存しなければならないため、重量に耐えられない軟弱な地盤の場合、設置場所の補強工事も必要です。ただ、貯湯式の電気温水器でも設置機器は一つなので、エコキュートほどの広い面積は求められません。
瞬間式の電気温水器の場合、ガス給湯器と同じくコンパクトな機器となるため、壁掛け設置などが可能で、設置場所に困ることはないはずです。
電気温水器のメリット
電気温水器は、エコキュートの登場以降、年々シェア率が減少しています。ただ、以下のようなメリット面もある優れた給湯器であることに違いはありません。
- 安全性が高い
電気温水器は、屋内で使用する電気ポットを大型化させた給湯器です。電気ヒーターを熱源として水を温める仕組みなので、ガス給湯器と比較すると安全性が高い点が大きなメリットです。ガス給湯器は、直接火を使って水を温める仕組みの給湯器なので、火災リスクが高いです。さらに不完全燃焼による一酸化炭素中毒など、人を死に至らしめる事故のリスクがどうしても残るのです。一方、電気温水器はこういった事故リスクが非常に低いため、高齢者や小さなお子様がいるご家庭にとっては安全性の高さがメリットになります。 - 貯湯式であれば非常用水を確保できる
これもガス給湯器に対するメリットです。ガス給湯器は、お湯が必要な時に瞬間的にお湯を作る給湯器です。したがって、自然災害などで断水が発生した場合には、お湯も水も使えなくなります。一方、貯湯式の電気温水器は、常にタンク内に湯水が確保されているので、災害で断水してもある程度の期間は、非常用水として利用可能です。地震や台風が非常に多い日本では大きなメリットとみなされています。 - 省スペースで設置できる
これは同じ電気でお湯を沸かすエコキュートに対するメリットです。電気温水器は、エコキュートと比較すると、設置のためのスペースが少なくて済みます。瞬間式であれば、ガス給湯器と同じぐらいのコンパクトさですし、貯湯式でもエコキュートよりは設置に必要な面積が少ないです。狭小地に建てられた戸建て住宅やマンションなどの集合住宅では、スペース的な問題でエコキュートの導入が難しい場合があるのですが、電気温水器であれば設置可能になる点がメリットです。
電気温水器のデメリット
電気温水器のデメリットは、他の給湯器と比較すると、さまざまな面で中途半端…と言った機能性になってしまう点でしょう。
例えば、「火を使わないので安全」「災害時の非常用水を確保できる」などというメリット面は、同じ電気でお湯を沸かすエコキュートにも言えることです。しかし、日々の給湯にかかる光熱費に関しては、圧倒的にエコキュートの方が安くなるのです。例えば、関西電力エリアにおけるエコキュートと電気温水器、都市ガス利用時のガス給湯器の年間給湯コストを比較してみると以下のようになります。
- 電気温水器の年間給湯コスト:約87,600円
- ガス給湯器の年間給湯コスト:約75,600円
- エコキュートの年間給湯コスト:約20,400円
このように、電気温水器の年間給湯コストは、エコキュートと比較すると4倍以上かかってしまうというデータがあります。都市ガス利用のガス給湯器と比較すると、そこまで大きな違いはないので、「安全性が高い」「非常用水を確保できる」といったメリット面を重視して電気温水器を選ぶ方もいると思いますが、同じメリットを持ったエコキュートと比較すると光熱費の高さは非常に大きなデメリットに感じてしまうでしょう。
この他にも、貯湯式の電気温水器の場合、お湯切れの心配がある、水圧が弱くなるなど、エコキュートでも指摘されるデメリットを持っています。水圧に関しては、エコキュートよりもさらに低くなるとされていますので、上述したメリットがあったとしても、電気温水器の方が優れていると感じる方は少ないのではないでしょうか。
参照:パナソニック公式サイト
エコキュートのメリット・デメリット
それでは次に、他の給湯器と比較した時、エコキュートを設置した場合に考えられるメリットとデメリットについても解説します。
なお、エコキュートがお湯を沸かす仕組みや給湯器としての特徴については、以前別の記事で詳しく解説していますので、以下の記事をご確認ください。
エコキュートのメリット
エコキュートは電気をエネルギー源とするという部分は電気温水器と同じなのですが、これに加えてヒートポンプ技術が組み込まれているため、大気中の熱もお湯を沸かすために活用することができます。
こういった仕組みの違いから、エコキュートはその他の給湯器にはない大きなメリットが得られます。
- 給湯コストが安くなる
エコキュートは、貯湯式の給湯器で、格安の深夜電力を利用して一日に使用するお湯をまとめて沸かします。また、電気のみではなく大気中の熱もお湯を沸かすために利用できるため、その他の給湯器よりも給湯コストが圧倒的に安くなるのです。上でも少し触れていますが、エコキュートの年間給湯コストは、電気温水器の約1/4でガス給湯器と比較しても約1/3に抑えられるという圧倒的なコスト的メリットが存在します。 - 補助金が活用できる
電気温水器やガス給湯器と比較した場合のメリットとして挙げられるのは、かなり手厚い補助金が用意されている点です。脱炭素社会の実現が世界中で目指されている中、給湯部門の省エネやCO2排出量削減に寄与する機器の導入には、補助金が用意されています。2024年度は、給湯省エネ2024事業や子育てエコホーム支援事業が用意されていて、エコキュートの導入にかかる初期費用の負担を軽減できます。一般的なガス給湯器や電気温水器は、これらの補助金の対象となりません。 - 太陽光発電や家庭用蓄電池との相性が良い
これは電気温水器にも言えることですが、日本国内で広く普及しているガス給湯器と比較した時には、エコキュートの明確なメリットになります。エコキュートは電気でお湯を沸かす仕組みなので、自家発電が可能になる太陽光発電や電気を貯めておける家庭用蓄電池との相性が非常に良いです。極端なことを言えば、自家発電した電気を蓄電池に貯め、その電気でお湯を沸かすというサイクルを作ることができるため、給湯コストを0円にすることも不可能ではないのです。最近では、太陽光発電との連携を前提として開発されたエコキュートも登場しています。
上記のように、エコキュートは他の給湯器と比較した場合、圧倒的ともいえるようなメリットが存在します。もちろん、電気温水器と同じく、火を使わずにお湯を沸かす仕組みなので、火災や一酸化炭素中毒などの事故の心配もなく安全性が高いです。さらに貯湯式の給湯システムであることから、万一の自然災害でも非常用水を確保しておけるというメリットもあります。
これらのメリットが認められ、年々エコキュートの導入台数が伸びているとされます。
エコキュートのデメリット
当然ですが、エコキュートにもいくつかのデメリットは存在します。ここでは、代表的なエコキュートのデメリット面をご紹介します。
- イニシャルコストが高い
エコキュートは、大型の給湯設備であること、複雑で高性能な機器が採用されているといった点から、ガス給湯器や電気温水器よりも本体価格が高くなります。また、設置工事も大掛かりになるため、工事にかかる費用も高くなります。つまり、エコキュートの導入にかかる初期費用の高さがデメリットとして指摘される場合があります。ただ、エコキュートは、月々にかかるランニングコストは、他の給湯器よりも圧倒的に安くつくため、中長期的に見た場合は最もコストが安くなるとされています。 - お湯切れの可能性がある
貯湯式の給湯器の宿命ですが、タンクに貯めていた以上のお湯を使ってしまうと、お湯切れを起こし一時的にお湯が使えなくなってしまうという点は明確なデメリットです。ガス給湯器など、瞬間式の給湯器は、お湯の蛇口を捻ればその場でお湯を作るのでお湯切れの心配がありません。エコキュートも、一定以上お湯が減少した際に自動で沸き増しするような設定にできますが、この場合は機器の光熱費削減効果を最大限生かせなくなります。したがって、お湯を計画的に使う必要がある点がデメリットとみなされる場合があるのです。 - ガス給湯器よりも水圧が低くなる場合がある
エコキュートのデメリットとして有名なのが、ガス給湯器よりも水圧が弱いという点です。これは、タンクにお湯を貯める際、水圧でタンクが破損しないようにするため、一度減圧されるのが理由です。そのため、販売開始当初の古いエコキュートは、水圧の弱さでメーカーにまでクレームが入ったこともあるとされています。ただ、昨今製造されている新しいモデルのエコキュートは、この水圧問題はほぼ解消されています。もちろん、水道直圧式のガス給湯器よりは多少水圧が弱くなりますが、お風呂などで不便に感じるほど弱い水圧ではありません。また、一部のメーカーは水道直圧式のエコキュートを開発していますので、ガス給湯器と同等レベルの水圧を確保した製品もあります。 - 使用可能な入浴剤が限られる
フルオートタイプのエコキュートは、お風呂で使用する入浴剤の種類が限られます。濁り湯タイプや炭酸ガスが含まれているタイプの入浴剤は使用不可としているメーカーが多いです。したがって、お風呂に入る時には入浴剤を楽しみにしているという方にとっては大きなデメリットになるかもしれません。なお、使用可能な入浴剤の種類はそれなりに多いので、気になる方はエコキュート購入前に、普段自分が使用している入浴剤が使用可能か確かめておきましょう。使用可能なのであれば、大きなデメリットにはならないでしょう。 - 騒音問題の可能性がある
エコキュートは、稼働時に大きな音が生じる機器というわけではありません。しかし、コンクリートの基礎を作り、その上にヒートポンプユニットと貯湯タンクを固定するため、稼働時に微細な振動によって低周波音が発生することがあるのです。もちろん、低周波音が発生にしにくくなるような設置方法がありますので、エコキュートの施工に詳しい業者に工事を依頼すればそこまで心配する必要はありません。しかし、過去には、エコキュートの低周波音を原因として裁判沙汰にまで発展した事例もありますので、機器のデメリットと言えるでしょう。
このように、エコキュートには、主に使い勝手面に関してデメリットが指摘される場合が多いです。お湯切れや水圧問題については、貯湯式の電気温水器も同じですが、ガス給湯器が広く普及している日本では、この2点を気にする方は多いです。
なお、エコキュートに関しては、水圧やお湯切れ問題の解消方法は既に確立されているのでそこまで気にする必要はありません。エコキュートを導入してから後悔したくない…と考える方がいれば、お気軽に『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』までお問い合わせください。とくとくショップでは、お客様の不安をお伺いしたうえで、最適な機種選びや設置方法、適切な使い方まで経験豊富なスタッフがアドバイスさせていただきます。
電気温水器をエコキュートにするメリットや交換工事にかかる費用
それでは、上で紹介したような特徴を持つ二つの給湯器について、電気温水器を利用していた方がエコキュートに交換したいと考えた時のメリットとデメリット、またどれぐらいの費用がかかるのかについて簡単に解説します。
電気温水器とエコキュートは、「電気でお湯を沸かす」という点は同じですが、お湯を沸かす仕組みや機器の大きさ、省エネ性能などは全く異なる給湯器です。したがって、電気温水器からエコキュートに交換する際には、以下のようなメリットとデメリットが指摘されています。
電気温水器をエコキュートにするメリット
もともと電気温水器を利用していた方がエコキュートに入れ替えすることで得られるメリットは、給湯にかかる光熱費を大幅に削減することができる点です。貯湯式の電気温水器からエコキュートへの交換の場合、給湯器としての使い勝手はほとんど同じなのにもかかわらず、電気代は1/3~1/4にまで削減することが可能なのです。
エコキュートは、ヒートポンプ技術が採用されているため、電気のみではなく大気中の熱を利用して、効率よくお湯を沸かすことができます。これにより、給湯効率が圧倒的に高くなり、光熱費削減が実現するわけです。
電気温水器をエコキュートにするデメリット
次は電気温水器をエコキュートに交換する場合に考えられるデメリット面です。
まず一つ目のデメリットとしては、給湯器の交換にかかるイニシャルコストが高くなる点です。先ほどご紹介したように、エコキュートは電気温水器と比較すると、本体の価格が割高に設定されています。これは、電気温水器よりも大型で高機能だというのが理由です。メーカー希望小売価格で比較した場合、エコキュートの本体価格は、電気温水器の倍近い価格設定になっています。ただ、とくとくショップのような、エコキュート専門店に交換を依頼すれば、実際の販売価格はそこまで大きな差は生じないのが実情です。エコキュートの販売、施工を専門とする店舗は、自社で多くの在庫を保有するなどさまざまな工夫を施すことで、エコキュートの販売価格を大幅に抑えることに成功しています。そのため、実質的な販売価格では、エコキュートが電気温水器よりも5万円ほど高くなる程度におさえられているでしょう。
価格以外のデメリットで言えば、機器の設置のためにより広いスペースが必要になる事や低周波音による騒音トラブルの可能性がある点に注意しましょう。
電気温水器をエコキュートに交換する費用について
もともと電気温水器を利用していた方が、エコキュートへの交換を検討した時に気になるのは「いくらぐらいかかるのだろう?」という費用面のことだと思います。
電気温水器からエコキュートへの交換費用については、新たに設置するエコキュートのグレードによって異なるため、明確な金額を指定することは難しいですが、40~60万円程度が相場と考えておけば良いでしょう。なお、電気温水器からエコキュートへの交換工事は、以下のような流れで進みます。
- STEP1 電気温水器の撤去
- STEP2 必要であれば、エコキュートを設置するための基礎工事
- STEP3 配管工事
- STEP4 エコキュート本体の設置工事
- STEP5 電気工事(ブレーカーの設置、配線工事など)
- STEP6 宅内でのリモコン設置工事
- STEP7 試運転と操作説明
電気温水器からエコキュートへの交換は上記のような流れで進みます。これらの工事に関しては基本工事(標準工事)という扱いで、10~18万円が相場となります。なお先ほど紹介した費用にはこの基本工事費用が含まれています。
注意が必要なのは、エコキュートを設置する場所の条件によっては、追加工事費用がかかってしまう場合がある点です。追加工事の内容は、業者によって異なりますが、以下のような工事は追加の可能性があるので事前に確認しておきましょう。
- 電気温水器の処分:費用目安1~2万円(基本工事に含まれる場合が多い)
- 配線・配管の延長工事:1mあたり1,000~2,000円
- 分電盤の交換・主幹ブレーカーの交換費:費用目安3.5~6万円
- 浴槽の穴あけ工事:費用目安1~1.5万円
- 風呂配管の新設、交換:費用目安1~3万円
- 幹線交換工事(200V配線の引き込み):2~5万5千円
追加工事の内容については、施工を依頼する業者によって異なるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
電気温水器からエコキュートへの交換は2024年に行うのがおすすめ
ここまでの解説で、現在電気温水器を利用している方は、エコキュートに交換することで非常に大きなメリットが得られるということが分かっていただけたと思います。
そして、2024年は電気温水器からエコキュートへの入れ替えが特にお得に行えるというのはご存知でしょうか?電気温水器を利用している方の中には、エコキュートに交換することで、日々の給湯コストが削減できるという情報を理解していても、交換工事にかかる費用がネックとなり、なかなか給湯器の入れ替えに踏み切れない…と悩んでいる方も多いかもしれません。上述したように、エコキュートは、非常に優れた給湯器ではあるものの、大型の設備となりますので他の給湯器よりもイニシャルコストが高くなってしまいます。そのため、「エコキュートにしたいけれど、お金がないからしばらくはこのまま我慢しよう…」という判断になる方も少なくないのです。
しかし、そのような方は2024年中にエコキュートに交換するのが非常におすすめと言えます。先ほどご紹介したように、2024年度は給湯省エネ2024事業という名称の補助金制度が用意されています。この補助金は、エコキュートなどの高効率給湯器の導入を推進するために国が作った制度です。昨年も、エコキュートの導入に関わる費用負担を軽減してくれる補助金制度があったのですが、今年はそれよりも補助額がかなり増額されていることで注目されています。
さらに、もともと電気温水器を利用していたお客様については、エコキュートの導入費用だけでなく、既存電気温水器の撤去にまで補助金が出るのです。来年も同じような補助金制度があるかは分かりませんし、エコキュートへの入れ替えを悩んでいるという方がいれば今年中に決断するのがおすすめです。ここでは、電気温水器からエコキュートへの入れ替えにどれだけの補助金が出るのかについて簡単に解説します。なお、給湯省エネ2024事業の詳細は、以前ご紹介していますので、以下の記事をご確認ください。
関連:2024年度エコキュート買い替えに利用できる補助金情報が発表!「住宅省エネ2024キャンペーン」の対象となるエコキュートについて(/solar/column/8837/)
電気温水器からエコキュートに交換する際の補助額
給湯省エネ2024事業では、一定の条件を満たしたエコキュートの導入に対して、以下の内容の補助金が出されます。
- 基本額:8万円/台
- A要件:10万円/台(基本額+2万円)
インターネットに接続可能な機種で、翌日の天気予報や日射量予報に連動することで、昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を有するものであること。 - B要件:12万円/台(基本額+4万円)
補助要件下限の機種と比べて、5%以上CO2排出量が少ないものとして、a又はbに該当するものであること。(a.2025年度の目標基準値(JIS C 9220 年間給湯保温効率又は年間給湯効率(寒冷地含む))+0.2以上の性能値を有するもの、又は、b.おひさまエコキュート) - A、B要件共に満たしている物:13万円/台(基本額+5万円)
上記のように、一定の条件を満たしたエコキュートの導入には、最大で13万円もの補助金が用意されているのです。さらに、2024年は、これ加えて「撤去加算」という要件が用意されています。その内容は以下のようになっています。
- 電気蓄熱暖房機の撤去:10万円/台(2台まで)
- 電気温水器の撤去:5万円/台(補助を受ける給湯器と同台数まで)
つまり、もともと電気温水器を利用していた方がエコキュートに交換する場合、この撤去加算の対象になることから、最大で18万円もの補助金をうけとることができるのです。
補助金の取り扱いについて不安や疑問があれば、お気軽に『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』までお問い合わせください。
参照:給湯省エネ2024事業
まとめ
今回は、電気をエネルギー源としてお湯を沸かす電気温水器とエコキュートの違いや、もともと電気温水器を利用していた方がエコキュートに買い替えすることで得られるメリットなどについて解説しました。
記事内でご紹介したように、電気温水器とエコキュートは「電気をエネルギー源とした給湯器」という表面的な部分は同じであるのですが、実際に給湯器として導入した場合に得られるメリットなどは全く異なる給湯システムです。特に、日々の生活にかかる給湯コストで比較してみると、エコキュートの方が1/3~1/4程度に収まるなど、圧倒的に安く使えるというメリットがあるのです。もちろん、機器の導入にかかる費用については、エコキュートの方が高性能な分高くなりますが、10年以上利用する設備と考えた場合には、エコキュートの方が確実にコストを抑えられると言われています。
さらに、2024年は、もともと電気温水器を利用していた方がエコキュートに入れ替えする際、既存給湯器の撤去にまで補助金が用意されているのです。これは、国も「電気温水器よりもエコキュートの方が省エネ性が高い」と認めている証拠ですので、電気温水器利用者はエコキュートへの入れ替えを検討すべきと言えるのではないでしょうか?
現在、電気温水器を利用している方でエコキュートへの交換を検討している方がいれば、是非お気軽にとくとくショップにご相談ください。エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップでは、補助金の申請なども合わせてご提案させていただきますので、お客様が最もお得にエコキュートを導入するお手伝いを行います。