ガス代の上昇に伴い、毎月の支払い額を見るたびに驚かれている方も多いことでしょう。ガス代の節約には、食器を洗う際に冷たい水を使ったり、お風呂での湯の使用量を減らすなどの方法がありますが、日々の節約はストレスを引き起こすこともあります。
そこでおすすめしたいのが、高効率給湯器へのリフォームです。古い給湯器をエネルギー効率の高いものに交換することで、日常のお湯の使用を維持しつつ、光熱費を削減できるかもしれません。本記事では、節約に貢献する高効率給湯器の種類やリフォームのポイントについて詳しく解説します。
高効率給湯器って何?
高効率給湯器は、従来の給湯器に比べてより効率的に熱を供給し、エネルギー消費を削減する給湯器のことです。これらの給湯器は、より効率的な燃焼プロセスや断熱性の向上などの技術革新を採用しています。
その結果、同じ量のお湯を提供する際により少ないエネルギーを使用し、光熱費を削減することが可能となります。高効率給湯器は、環境に配慮した住宅や節約志向の家庭にとって、重要な選択肢となっています。
家庭で使うエネルギーのうち、約3割を占めるのが給湯エネルギーです。お風呂の湯はりや追い焚きをしたり、キッチンの洗い物でお湯を使ったりと、日々生活するなかで意外と大きなエネルギーを消費しています。
そこで光熱費の節約に役立つのが高効率給湯器。従来のガス給湯器と比べて、少ないエネルギーで効率よくお湯を沸かせる給湯器です。同じ量のお湯を沸かしても、従来のガス給湯器と比べてガスや電気の使用量を抑えられるので、ストレスなく光熱費を節約できます。
4種類の高効率給湯器
高効率給湯器は「エコキュート・エコジョーズ・エネファーム・ハイブリッド給湯器」の大きく分けて4種類。それぞれお湯を沸かす仕組みが違い、どれを選ぶかで導入コストや設置スペースなども変わってきます。それぞれの違いをよく知って、ご家庭に合う商品を選びましょう。
エコキュート
エコキュートは、電気を利用するタイプの高効率給湯器です。空気中の熱と少量の電気を使用してお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めて使います。お湯を使うときにその都度沸かす仕組みを持っているため、お湯切れの心配はありません。
エコキュートのメリットとして、夜間電力を活用することで光熱費の節約効果が高い点が挙げられます。夜間にまとめてお湯を沸かすことで、割安な電力を利用できるため、経済的な利点があります。また、多くのエコキュートには、お湯の使用量を学習し、適切な量のお湯を沸かす機能が搭載されており、お湯切れの心配が少ないのも特徴です。
一方で、エコキュートのデメリットとしては、貯湯タンク内のお湯を使い切ってしまうことがある「お湯切れ」が挙げられます。ただし、お湯切れを防ぐための機能や、お湯が不足しそうな場合に自動的に沸き増しする機能が多くのモデルに搭載されています。また、頻繁な沸き増しはエネルギー効率を損なうため、適切なタンク容量の選択が重要です。
エコキュートは、電気を利用することでエコロジカルな給湯システムを実現し、経済性と利便性を両立させることができる給湯器の一つです。
エコジョーズ
エコジョーズは、ガスを利用するタイプの高効率給湯器です。従来のガス給湯器で捨てられていた排気熱を再利用することで、少量のガスで効率よくお湯を沸かすことができます。この給湯器は、お湯を使うときにその都度沸かす仕組みを持っているため、お湯切れの心配はありません。
メリットとして、エコジョーズは高い熱効率と省エネ性が挙げられます。従来の給湯器よりも約15%のガス使用量削減が可能であり(※2)、これにより年間で約18,100円の節約が見込まれます(※3)。(2023年4月現在)特に同居人数の多いご家庭や、1日に何度もお風呂に入る方など、使用湯量の多い方ほど、大きなガス代の削減が期待できます。
一方で、エネルギー源がガスであるため、ガス価格の変動に左右されるというデメリットも考えられます。また、タンクの容量によっては、瞬間的な大量の給湯が難しい場合があり、その点が不向きとされます。
総じて、エコジョーズは効率的で省エネ性に優れた給湯器であり、特に多くのお湯を使用する家庭において経済的な選択肢となり得ます。
エネファーム
エネファームは、都市ガスやLPガスから電気を生成する家庭用燃料電池です。電気を生成する過程で発生する熱を活用してお湯も製造することができます。これにより、ガス代は増えますが、電気代の削減により総合的な光熱費を低減することができます。
エネファームには貯湯タンクが必要であり、それにより広い設置スペースが必要となります。また、導入コストはエコキュートやエコジョーズよりも高額です。
メリットとしては、災害時の備えとしての機能が挙げられます。停電時でも電力を確保し、貯湯タンク内のお湯を利用できます。同時に、発電と給湯を行うことで二重の効果があり、自家消費した電気によって光熱費を削減できます。
一方で、高価な導入費用や、発電と給湯を同時に行うことによる効率低下がデメリットとして考えられます。
ハイブリッド給湯器
ハイブリッド給湯器は、エコキュートとエコジョーズの長所を組み合わせた高効率給湯器です。電気でお湯を沸かす際には、貯湯タンク内のお湯を利用し尽くしたらガスを使用して迅速に必要な分のお湯を沸かします。
この給湯器は、その名の通り、電気の利点である効率的なお湯の沸かし方と、ガスの利点である短時間でのお湯の供給を組み合わせています。ただし、エコキュートやエコジョーズに比べて、初期費用が高額になる点がデメリットとされます。
メリットとしては、ガスと電気の両方を利用することで柔軟性が高く、電気が不足した場合には自動的にガスに切り替わるため、安心して使用できます。一方で、複雑な仕組みを持つため、定期的なメンテナンスが必要となります。また、ガスと電気の両方のラインが必要となるため、設置には専門的な工事が必要です。
高効率給湯器の導入で光熱費を効果的に削減!
従来のガス給湯器からの変更が難しい場合、エコジョーズが適しています。エコジョーズはガスで効率的にお湯を沸かすため、設置スペースを変えずに利用できます。また、貯湯タンクの不要性とサイズ感の変化の少なさから、マンションなどの敷地制限のある家庭でも設置しやすいでしょう。
一方、エコキュートは夜間電力を活用し、光熱費を削減する効果が高いとされています。エコキュートの設置には、IHクッキングヒーターなどのオール電化と組み合わせることで、ガス契約を不要にできる利点があります。さらに、エコキュートを導入する際には、太陽光発電の導入も検討することがおすすめされます。昼間の電気料金の高さをカバーするために、太陽光発電を利用することで光熱費をより効果的に削減できます。
まとめ
高効率給湯器の導入には初期費用が必要ですが、そのメリットは毎月の光熱費の大幅な削減にあります。給湯器の寿命である10年前後を考えると、古い給湯器の使用は余分な光熱費を招く可能性があります。そのため、効率的な給湯器への交換を検討することが重要です。
さらに、高効率給湯器への交換には省エネ補助金の活用が可能な場合もあります。詳細については、リフォーム会社や家電量販店に相談することをおすすめします。また、生活スタイルや住宅の条件に応じて、最適な給湯器の種類や、太陽光発電やオール電化住宅との組み合わせについても専門家のアドバイスを受けることが重要です。
今回は高効率給湯器を4種類ご紹介しましたが、弊社では光熱費を大幅カットでき人気のエコキュートがおすすめです。この機会に、あなたのお宅でも検討してみませんか。
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