お役立ちコラム

エコキュートの基礎工事について。エコベースと打ち基礎の違いとメリット・デメリット

|

こんにちは、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』です。今回は、エコキュートを設置する時に欠かすことができない基礎工事についてまとめてみたいと思います。

エコキュートは、貯湯式の給湯システムを採用しているため、小型化が進み壁掛け設置が可能なガス給湯器と比較すると、圧倒的に大型の給湯器となります。エコキュートを設置する際には、エアコンの室外機のようなヒートポンプユニットに加え、一日に使用するお湯を貯めておくための貯湯タンクユニットの設置をしなければならないのです。そして、貯湯タンクユニットは、常に300Lを超える大量の湯水が蓄えられているため、かなりの重量になってしまいます。エコキュートの貯湯タンクは、空の状態でも60~100kg程度の重量があり、満タンに湯水を蓄えた容量の大きいタンクの場合、600kgを超える重量となる場合があるのです。

そのため、エコキュートを設置する際には、重たく巨大な貯湯タンクをしっかり支えるための基礎工事が重要になるのです。地震などでタンクが簡単に転倒するようでは、そこに住む人が危険ですし予期せぬエコキュートの故障で無駄なコストばかりかかる結果になる恐れがあります。

そこでこの記事では、エコキュートを安全に長く利用するために重要となる基礎工事についてまとめます。エコキュートの基礎には、エコベースと打ち基礎の2種類がありますので、それぞれの特徴についても解説します。

エコキュートの設置は基礎工事が重要!

それではまず、エコキュートを設置する際に、なぜ基礎工事が必要になるのかなど、基礎工事の重要性について解説します。

そもそも「エコキュートの基礎工事」とは、エコキュートを設置する地盤にコンクリートの基礎を打つ工事のことを指しています。エコキュートを設置する際には、ヒートポンプユニットや貯湯タンクユニットをそのまま地面に置くだけでなく、しっかりと地面と固定できるようにするための土台を作ることからスタートするのです。

それでは、エコキュートの設置をする際に、基礎が必要になるのはなぜなのでしょうか?基礎工事を行わなければ、その分、エコキュートの導入コストを安くすることができるのではないか…と考えてしまう人もいますが、安全に長くエコキュートを利用する場合には、この基礎工事が非常に重要になるのです。ここでは、エコキュートの基礎がなぜ重要なのかについて簡単にご紹介します。

エコキュートの設置で基礎工事が重要な理由とは?

エコキュートの設置に際して、本体をしっかりと固定するための基礎工事を行わなければならない理由は、エコキュートが他の給湯器と比較して機器本体が非常に重たい設備であるというのが大きな理由です。

冒頭でもご紹介したように、貯湯式の給湯システムであるエコキュートは、一日に使用するお湯を貯湯タンクに貯め置きするという仕組みになっています。湯水を貯め置きするための貯湯タンクは、空の状態でも60~100kg程度の重量があるのですが、満水状態になれば400~600kgと、非常に重たくなってしまいます。

これほど重量のある貯湯タンクを、安定感のない地面に直置きした場合、台風の強風や地震の揺れによって転倒してしまうリスクが高くなります。貯湯タンクは、設置スペースが可能な限り少なくても済むように、背の高い設備になっているため、横方向に強い力が働くと意外に簡単に倒れてしまう可能性があります。万一、エコキュートのタンクが倒れた際、近くにお子様やペットなどがいれば、命に係わる大事故に発展しかねません。また、エコキュート本体の故障や、住宅を破損させてしまう可能性もあるでしょう。

したがって、こういった事態を防ぐため、エコキュート本体を地面にしっかりと固定し、安定させる目的で基礎工事が行われるのです。つまり、エコキュートの基礎工事は、ユーザーが安全に機器を利用できるようにするという重要な役割を持っているのです。

貯湯タンクの転倒防止対策は義務化されている

あまり知られていないかもしれませんが、エコキュートなど貯湯タンクの設置が必要になる設備については、地震などによる転倒を防ぐための基準がきちんと設けられています。エコキュートの設置工事を行う際には、国土交通省の定めた基準に沿って基礎工事を行わなければいけません。これは、平成25年4月1日に、貯湯タンクを設置する際に転倒防止措置を施すことが義務化されているからです。

貯湯タンクの設置に際して、最低限守らなければならない転倒防止策の基準は以下のように定められています。

  • コンクリート基礎の上に固定(必要に応じて上部を外壁に固定)
  • 設置場所、貯湯容量に応じて固定に適切なアンカーボルトの種類・本数使用する

例えば、「地階及び1階並びに敷地の部分に設置され、貯湯タンクの質量が350kgを超え600kg以下」場合、直径12mm以上のアンカーボルトなら3本以上、直径10mm以上のアンカーボルトは4本以上と言った基準が設けられています。

エコキュートの貯湯タンクのように、重量のある設備の設置は、単にコンクリート基礎を作り、その上に「置く」だけでなく、アンカーボルトを使用して、しっかりと固定しなければならないとされています。安全にエコキュートを利用するためにも、エコキュートの設置工事を行う場合、この基準が守られているのかはしっかりとチェックしなければいけません。

参照:国民生活センター資料より

エコキュートの基礎にも種類がある

ここまでの解説で、大量の湯水を蓄えることで非常に重量のある設備になるエコキュートは、しっかりと機器を固定するための基礎工事が重要だと理解していただけたと思います。

ただ、エコキュートを設置する際の基礎については、地面にコンクリートを打つ「打ち基礎」以外にも、エコベースと呼ばれる手法もあるのです。ここでは、それぞれの特徴について簡単にご紹介します。

打ち基礎(土間コンクリート)

一つ目の基礎は、「打ち基礎」と呼ばれる手法です。このタイプは、現場で直接地面にコンクリートを打つことでエコキュートを設置するための土間のようなスペースを作成します。したがって、打ち基礎以外にも「現場打ち」や「土間コンクリート」などと呼ばれます。

エコキュートは、コンクリートの地盤にアンカーを打ち込むことで固定することができるため、非常に高い強度を生み出すことができます。

エコベース(簡易基礎)

エコキュートの基礎には、エコベースと呼ばれる手法もあります。この手法は、基礎ブロックメーカーが製造・販売する既製品の基礎ブロックを採用することになります。エコベースは、エコキュートの設置の他、電気温水器や蓄電池の基礎としても利用されています。

エコベースは、現場でコンクリートを打つといった、手間のかかる工程を省くために開発された製品で、地震などに耐えられるようなしっかりした強度を確保しつつ、短期間でエコキュートの設置が完了する施工性の良さが特徴です。

エコベースは、いくつかの形状の製品が販売されていて、それぞれ施工性に違いがあるとされていますが、いずれも打ち基礎よりもスピーディに基礎工事が完了するため「簡易基礎」などとも呼ばれます。ただ、エコベースの場合、どこにでも設置できるわけではなく、もともとの地盤が緩い場所では採用することができません。

エコキュートの基礎は、上記の二つの手法があり、選択する基礎の種類によって強度や設置工事にかかる費用が変わります。エコキュートの設置時には、どちらの基礎が良いのかで迷う方も多いため、次項でそれぞれの手法のメリット・デメリットをご紹介します。

エコキュートの設置に打ち基礎を選択するメリット・デメリット

エコキュートの基礎として打ち基礎を選ぶ場合、以下のようなメリットとデメリットが考えられます。

打ち基礎のメリット

打ち基礎は、エコキュートを設置するため、現場でコンクリートを打ち、一から基礎を作る方法となります。エコベースと比較した場合、以下のような点がメリットとされています。

  • 見た目が綺麗に収まる
    打ち基礎の場合、現場でコンクリートを打ち、基礎を作ります。当然、設置するエコキュートの大きさに合わせて、最も見た目が良くなるように基礎を作ってもらうことができるため、エコキュートを設置した後の外観は、スッキリと綺麗な仕上がりになります。
    エコキュートの配管などもコンクリートの中に収納することができますので、エコキュートの周りがごちゃごちゃする心配もありません。したがって、エコキュートの設置で住宅の外観イメージを壊したくないと考える人は、打ち基礎がおすすめです。なお、新築時にエコキュートを設置する場合は、外観を綺麗におさめるため打ち基礎を採用するハウスメーカーが多いです。
  • 自由度が高い
    打ち基礎の場合、地面にコンクリートを打つことで基礎を作ります。したがって、もともと地盤が弱い…などと言った場所でも、十分に強度の高い基礎を作り上げる事が可能です。また、既製品ではないので、基礎の大きさや高さを自由に決めることができる点もメリットになるでしょう。エコベースの場合、設置スペースが狭くて置けない…なんてことがあるのですが、打ち基礎の場合は、職人さんが工夫することで対応が可能になるケースもあります。つまり、基礎を作る際の自由度は、現場で基礎を作る打ち基礎の方が優れているのです。

打ち基礎は、職人さんが現場で一から基礎を作り上げます。そのため家の外観や設置するエコキュートのサイズに合わせて最適な基礎を作れる点がメリットです。

打ち基礎のデメリット

エコベースは「打ち基礎の手間を省くために開発された」と紹介したように、打ち基礎はエコキュートの設置工事に時間や手間がかかる点がデメリットになります。具体的には、以下のような点が打ち基礎のデメリットと指摘されています。

  • 工事費が高くなる
    打ち基礎は、高い技術を持った職人が、現場で手間をかけて基礎を作る方法であることから、既製品のブロックを設置するだけのエコベースと比較すると、工事費が高額になる点がデメリットです。基礎を作る際には、コンクリートを流す場所に穴を掘り、地盤を固めてから砕石を施すなど、想像以上に手間がかかります。さらに、綺麗に仕上げるためには、左官作業も必要になるなど、高い技術力が求められる作業となるのです。打ち基礎は、どうしても工数が多い分、基礎工事にかかる費用が高くなり、その結果、エコキュートの導入費用が割高になります。
  • 時間がかかる
    打ち基礎の場合、上述したように、多くの工数をかけてコンクリートを打ちます。さらに、流し込んだコンクリートが固まるまで待たなければならないため、既製品のエコベースと比較すると、基礎工事の部分に時間がかかります。最近では、速乾性のコンクリートも登場していますが、材料費が高くなるので、エコキュートを設置する前日までに基礎工事を完了させるのが一般的です。

エコキュートを設置する際、基礎に打ち基礎を選んだ場合、機器の設置工事にかかる費用が高くなる、工期が長くなる点がデメリットです。打ち基礎を希望する場合は、余裕を持ったスケジュールでエコキュートの導入や交換をしましょう。

エコキュートの設置にエコベースを選択するメリット・デメリット

それでは次に、エコキュートの基礎として「エコベース」を選択する場合のメリット・デメリットをご紹介していきます。エコベースは、既製品のブロックを購入し、エコキュートの基礎として利用するという方法ですので、以下のようなメリットとデメリットがあります。

エコベースのメリット

エコベースは、既製品の基礎ブロックを用いて、打ち基礎のような複雑な工程を省いてエコキュートの設置を可能にする製品を指しています。非常に簡単に、エコキュートを設置するための基礎が出来上がるうえ、しっかりとした強度を確保できるため、年々エコベースを選択する方が増えていると言われます。

打ち基礎と比較した場合のエコベースのメリットは、以下のような点です。

  • 基礎工事にかかる費用が安い
    エコベース最大のメリットは、エコキュートの基礎工事にかかる費用を節約できる点です。エコベースにも種類がありますが、商品自体は1~4万円程度で販売されていて、施工も非常に単純です。そのため、現場で一からコンクリート基礎を作る打ち基礎と比較した場合、1/10程度のコストで基礎を作ることができるとされています。
  • 短時間で基礎ができる
    エコベースは、既製品の基礎ブロックを使用してエコキュートを設置します。打ち基礎のように、コンクリートが固まるまで待つ必要もありませんし、本体の設置工事は一日で完了させることができます。つまり、エコキュート設置工事の工期が短くなる点がメリットです。何らかの理由で、エコキュートの設置を急ぐといった方の場合、エコベースがおすすめです。

エコベースは、打ち基礎と比較すると、工事そのものが単純で、短時間で完了します。そのため、エコキュートの導入にかかる全体のコストを抑えることも可能になります。

エコベースのデメリット

エコベースは、短工期で安価に基礎が作れるという非常に大きなメリットがあるものの、いくつか注意しなければならないデメリットも存在します。

  • 設置場所を選ぶ
    打ち基礎とは異なり、エコベースは設置可能な場所の条件が限られています。エコキュートを設置する際、エコベースを使用したいと考えても、地盤が緩すぎる場所の場合、エコベースを設置することができません。エコベースは、打ち基礎と比較すると「好きな場所にエコキュートを設置できない」という自由度の低さが大きなデメリットになります。
  • 製品そのものの寸法に制限がある
    エコベースは、既製品の基礎ブロックを購入するという特性上、設置場所や貯湯タックの大きさに合わせてサイズ調整をするということができません。そのため、エコベースは、全てのメーカーのエコキュートに対応できるよう、製品自体が少し大き目に作られているのです。限られた設置場所でエコキュートの導入を考えている場合、「貯湯タンクはギリギリ置けるけど、エコベースは大きくて置けない…」なんて状況になる場合があるので注意が必要です。エコベースは、サイズ的な問題についても、自由度が低い点がデメリットです。

上記のように、「手間なく施工できる」と言われるエコベースですが、設置場所の条件によっては、使用することができないという問題が立ちはだかります。エコベースは、使用したくても使用できないケースがあるという自由度の低さは大きなデメリットです。

エコキュートの基礎工事の手順と工事費用相場について

それでは次に、エコキュートを設置する際、必ず行わなければならない基礎工事について、どのような手順で工事が進むのか、また基礎工事にどれぐらいの費用がかかるのかについて解説します。

エコキュートの基礎工事の手順

エコキュートの貯湯タンクは、満タンまで湯水を蓄えた場合、非常に重量のある設備となるため、転倒防止のために高い強度を持つ基礎を作らなければいけません。

ただ、エコキュートの基礎については、打ち基礎とエコベースの2種類があり、選択する手法によって施工手順がかなり変わります。ここでは、それぞれの基礎工事について、一般的な施工手順をご紹介します。

まず、現場でコンクリートを打つ「打ち基礎」の手順です。以下のような流れで工事が進みます。

  • STEP1 貯湯タンクサイズに合わせて穴を掘る
  • STEP2 穴の中に木枠を作成する(型枠工事)
  • STEP3 穴に砕石を敷き詰める
  • STEP4 型枠の中にコンクリートを流し込み、表面を綺麗にならす
  • STEP5 コンクリートが固まるのを待つ(3~4日程度)

打ち基礎の場合、上記の流れでコンクリート基礎を作ります。

次にエコベースですが、以下のような流れで基礎工事が進みます。

  • STEP1 地面を砂利やコンクリートによって平らにする(土間作り)
  • STEP2 基礎の位置を決め、エコベースのブロックを設置
  • STEP3 プレートを組み立てる
  • STEP4 土間との関連付け(アンカーを打ち込みモルタルを流し込む)
  • STEP5 ブロックの間にコンクリートを流し込み、表面をならす

上記のエコベースの施工手順は、東洋ベース株式会社の製品を参考にしています。エコベースは、このほかにも、コンクリートなどは使用せず、専用のブロックを積み上げることで基礎を構築する製品などがあります。

参照:東洋ベース株式会社「エコベース施工手順」

エコキュートの設置工事にかかる費用について

エコキュートの設置に関わる工事費用は、一般的に10~20万円程度が相場と言われています。実際に、エコキュートを導入する場合には、ここに本体の購入費用が加算され、総額が35~60万円程度になるのが一般的です。

ただ、エコキュートの設置工事にかかる費用については、貯湯タンクの基礎として「打ち基礎」と「エコベース」どちらを採用するのか、配管の延長や分電盤の交換などが必要なのかによって変わります。したがって、エコキュートの導入を検討しているけれど「どれぐらいの費用がかかるのか知りたい…」という方がいれば、お気軽にエコキュートとオール電化専門店 とくとくショップにお問い合わせください。

なお、2024年度に関しては、エコキュートの導入に対する補助金額が例年よりも大きいため、費用負担はかなり軽減されます。国の補助金は、予算が消化され次第、申請が打ち切りになるので、エコキュートの導入をお考えなら、早めに動くことをおすすめします。

エコキュートの基礎に関する注意点について

それでは最後に、エコキュートの設置を検討している方に向け、基礎工事に関わる注意点をいくつかご紹介していきます。

エコキュートの基礎は、地震や台風の強風などによって貯湯タンクの転倒を防止するための非常に重要な部分です。安全にエコキュートを利用する場合には、決しておざなりにできないのが基礎工事なので、以下のような点には注意してください。

手抜き工事に注意しなければならない

エコキュートの転倒防止のために行われる基礎工事ですが、中には手抜き工事をする施工業者が存在するので注意してください。例えば、以下のような状態でエコキュートの設置が行われている場合、手抜き工事と言わざるを得ません。

  • エコキュートを土の地面に直置きしている
  • コンクリートブロックを地面に置いているだけ
  • エコベースにコンクリートを流し込んでいない
  • エコキュート本体と基礎をアンカーボルトで固定していない
  • アンカーボルトが基準よりも細い

上記のような形でエコキュートが設置されている場合、手抜き工事と判断できます。特に、地面に直置きしているのは論外で、この場合、地面からの湿気や雨水が機器内部に入り込み、早期の故障を引き起こす可能性が高いです。また、アンカーボルトで固定されている場合でも、基準よりも細いものが使用されている場合は、万一の際、タンクが転倒することを防げない可能性があるので危険です。もちろん、アンカーボルトで固定されていないなどという状況は論外です。

エコキュート設置後に、上記のような手抜き工事が疑われるような状況の場合、すぐに施工を担当した業者に連絡し、手直ししてもらいましょう。そのままの状態で使用すると、機器の早期故障や転倒により家族が怪我をする危険があります。万一、施工業者に連絡しても手直ししてくれない場合は、とくとくショップにお問い合わせください。

基礎工事が不要の場合もある

ここまで、エコキュートを設置する場合、転倒防止のためにしっかりとした基礎を用意しなければならないと解説してきました。ただ、いくつかの条件を満たしている場合は、エコキュートを設置する場合でも基礎工事が不要となるのです。例えば、以下のようなケースでは、基礎工事が不要になる場合が多いです。

  • 電気温水器からエコキュートに交換する
  • 古くなったエコキュートを新しいエコキュートに交換する

分かりやすく言うと、もともと貯湯式の給湯器を利用していたお宅が、最新モデルのエコキュートに交換するという場合です。この場合、既設給湯器を固定していた基礎がそのままエコキュートの固定に転用することができるため、基礎工事を省いてエコキュートの設置を進めることができるのです。

ただ、従来のものよりもタンク容量を増やしたことで、基礎の面積が足りなくなった…、給湯器の設置場所を変更したいなんて場合は、基礎のサイズを大きくする増し基礎工事や新たな基礎工事が必要になります。この他、既存の基礎について、ひび割れが多くあるなど、劣化が激しい場合も新たな基礎に作り替えなければいけません。

ちなみに、もともと貯湯式の給湯器を使用していなかった家でも、エコキュートを固定できるだけ(厚さ10cm以上)のコンクリートスペースがあれば、基礎工事をしなくても済む場合があります。

まとめ

今回は、エコキュートを設置する際、非常に重要な工程となる基礎工事について解説しました。エコキュートは、貯湯式の給湯システムなので、貯湯タンクには常に大量の湯水が蓄えられていて、非常に重量のある設備となってしまいます。

さらに、エコキュートの貯湯タンクは、可能な限り少ないスペースで設置できるようにするため、背の高い形状をしています。そのため、地震の揺れや台風の強風など、横からの力が加わった場合には、簡単に転倒してしまう恐れがあるのです。このような、エコキュートの転倒事故を防ぐために必要になるのが基礎工事です。

エコキュートの基礎工事は、ユーザーが安全に機器を使用するための工程ですので、適切な手法によりしっかりと機器を固定してもらうようにしましょう。

エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップは、全国でエコキュートの販売・施工を行っています。現地調査の段階からプロの職人がお伺いし、最適な基礎工事の方法からご提案させていただきますので、エコキュートの購入をお考えなら、お気軽に弊社にご相談ください。

  • その他何でもお気軽にご相談ください!お問い合わせはこちら

ISO9001:2015認証取得
ISO14001:2015認証取得
特定建設業許可番号 大阪府知事許可(特-27)第144257号 一級建築事務所
和上ホールディングスは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

ホワイト企業認定証

レジリエンス認証

健康経営優良法人2023に認定されました

ISO9001:2015認証取得 ISO14001:2015認証取得

和上ホールディングスは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

© 2024 とくとくショップ