エコキュートの配管とは?配管の劣化を防ぐ方法やメンテナンスの知識

エコキュートの配管とは?配管の劣化を防ぐ方法やメンテナンスの知識

エコキュートは水をお湯にしたり、そのお湯を供給する給湯設備です。そのためあらゆる部分に水やお湯を運ぶための配管が施されており、配管の質、配管工事の質もエコキュートの快適性に大きく関わっているといわれています。

今回はエコキュートの配管について主な部位の役割や素材、そして配管のメンテナンスについてなど、「エコキュートの配管」に関わる全知識を網羅していきたいと思います。

目次

エコキュートの配管を重視するべき理由

エコキュートはその性質上、多くの箇所に配管があります。そのため配管の質や配管工事の質がとても重要です。配管に関する知識を疎かにすると後になって問題が起きたり、エコキュート本体の故障や配管トラブルの原因になることもあるので、最初にエコキュートの配管とは何かという基礎知識から主に使用される素材は配管の種類、そして配管がいかに重要であるかについて解説します。

エコキュートの配管ってどの部品?

エコキュートの配管はすべて、水やお湯を通すためにあります。こちらは、主要なエコキュートのメーカーであるパナソニックが施工業者向けに用意している施工マニュアルの、エコキュート概念図です。

出典:工事説明書(パナソニック)

このうち、配管に関連する部分に赤い囲みを入れました。それぞれ名称がついていますが、これらの役割については後述します。この図を見ると、さまざまな配管がエコキュートに接続されていることが分かります。このようにエコキュートの配管は水やお湯の出し入れにおいてとても重要な役割を果たしています。

極端にいえば、配管が満足に機能しなければ、エコキュートも機能しません。

配管は常に雨風にさらされている

先ほどの図を見て、あることに気づきませんでしょうか?それは、すべての配管が屋外に設置されていることです。エコキュートは屋外に設置されることが多く、そのエコキュートの水やお湯を出し入れするのですから、エコキュートと同様に配管も常に雨風にさらされています。気候によっては、風雪にもさらされるでしょう。

そのため屋内にあるものよりも劣化しやすく、劣化に強いことが求められます。また、エコキュートは長期間にわたって使用してこそメリットを実感できるので、配管も長期間にわたってしっかり水やお湯を運んでもらう必要があります。

しかもエコキュートは文字通り給湯器なので、配管には高温のお湯が流れます。エコキュートの基本的な条件として「95度のお湯が流れていても10年間異常が起きないこと」となっており、ほぼ沸騰している熱湯が流れても変形したり破損したりしないことが求められています。

屋外に設置される上に、高温のお湯。エコキュートの配管にはかなり高い性能が求められていることが分かります。

配管に問題があると起きること

それほど重要なエコキュートの配管に問題があると、どんなことが起きるのでしょうか。配管に由来する主な不具合について解説します。

1. 水漏れ

配管にひびや亀裂が入ったり、穴が開いたりすると水漏れが起きます。エコキュートはかなり高い圧力で水やお湯を流しているので、少しでもこうした亀裂などがあると、そこから水やお湯が漏れやすくなります。

一度水漏れが起きるとその亀裂や穴がさらに大きくなり、漏れも強まってしまいます。そうなると十分な水圧が確保できなくなるため、「シャワーの水圧が低い」など、エコキュートの使用感にも影響が出ます。

2. 寿命の短縮

配管が十分に機能していない状態が長く続くと、エコキュート内に異物が混入してしまったり、圧力が下がってしまうなどの異常が起きます。それがやがてエコキュート本体にダメージを与えてしまい、機器の寿命を短くしてしまいます。

エコキュートの配管は比較的高価なものが使用されていますが、エコキュート本体はその比ではありません。エコキュート本体が故障してしまうと修理になりますし、買い替えとなると40~50年万円程度の出費になってしまいます。

本来の寿命ではないエコキュートが、配管の問題によって早くに壊れてしまったとなると、実にもったいないことです。

3. お湯が出ない、水が出ない

配管がしっかりと水やお湯を運べないとなると、エコキュートからの給湯も細ってしまったり、止まってしまいます。最初は少しずつ水圧が下がっていくので気づきにくいですが、気づいたころにはかなり症状が進行しているといったこともあります。

汗を流したい夏や冷え込む冬にお湯が使えないとなると生活に重大な支障をきたすので、配管の不具合を起こさないようにすることがとても重要です。

4. 電気料金、水道料金が高くなる

エコキュートの配管にトラブルが起き、それによって水漏れなどの症状が出ると、やがてそれは電気料金や水道料金の増大を招きます。

この理由は、水漏れによって本来であれば使用できるはずだった水やお湯が流れてしまい、無駄になってしまうからです。貯湯タンクの内部でお湯切れが起きると、エコキュートは再び水を注入してお湯を沸かそうとします。この頻度が高くなることによって電気料金と水道料金が高くなっていきます。夜間の安い電力を使ってお湯を沸かすこともエコキュートのメリットなのですが、昼間にお湯切れが起きると高い電力で沸かすこともあるでしょう。これが最ももったいない使い方なので、それが配管のトラブルによって起きるとなると大きな問題です。

他の症状と違ってこれについては数字で表れるので、原因が分からないのに料金が高くなっているといったことがあれば、配管のトラブルを疑ってみてください。

4種類のエコキュート配管とそれぞれの役割

エコキュートに接続される配管は、4種類あります。それぞれの役割や特性を解説しましょう。

ヒートポンプ配管

エコキュートとヒートポンプユニットを結ぶように設置されるのが、ヒートポンプ配管です。ヒートポンプユニットは流れてきた水に対して空気中から得た熱を加え、お湯にする機器です。つまり、ヒートポンプ配管には「エコキュートからヒートポンプ」に向かう配管と、「ヒートポンプからエコキュート」に向かう配管があります。前者は水が流れますが、後者は熱湯が流れます。

最も過酷に使用される配管ということもあって劣化しやすく、ここで紹介する配管のなかではメンテナンスの重要度が高い配管です。劣化を極力防ぐために、ヒートポンプ配管は三層構造になっているアルミ三層管などが主に用いられます。

ふろ配管

ふろ(風呂)配管は、その名のとおりエコキュートとお風呂をつなぐ配管です。エコキュートのなかでも特にフルオートタイプのエコキュートに使用されます。フルオートのエコキュートは給湯だけでなく追い焚きなどの機能もついており、それを自動で作動させることができます。その際には浴槽のなかにあるお湯(冷めた水)をエコキュートに一旦流す必要があるわけですが、ふろ配管はその水をエコキュートに届ける役割を担っています。

浴槽内には毛や皮脂、ちょっとしたゴミなどが入っていることが多く、ふろ配管はそれらが含まれた水を流すことになります。そのためふろ配管は汚れが溜まりやすく、放置していると不衛生なだけでなく故障の原因にもなるので定期的な洗浄が必要です。

給湯配管

エコキュート内の貯湯タンクから、お湯を必要とするところまでお湯を届けるのが、給湯配管です。浴室はもちろん、キッチンなどにも給湯配管でお湯が届けられます。この性質上、給湯配管のなかを流れるのは常に熱湯です。そのため給湯配管には耐熱性の高い配管が用いられることが多く、フッ素系樹脂ホースや銅管などが適しています。

給水配管

先ほどの給湯配管がお湯を運ぶためにある一方で、この給水配管は水を運ぶためにあります。エコキュートの給湯タンクと浴室やキッチンなどをつなぎますが、お湯ではなく水を運びます。シャワーや蛇口から水を出すこともあると思いますが、その際には給水配管を通った水が出てきます。こうした使い方はエコキュート以外にもあるため、エコキュート以外の給湯器を導入する際にも給水配管が設置されます。

この給水配管で水漏れなどのトラブルが起きると、水を止めているのにシャワーなどから水が漏れ出てくることがあります。

4種類あるエコキュート配管の素材

先ほどはエコキュートの配管を役割で分類しました。次は、エコキュートの配管によく用いられるものを素材別に分類してみます。地方や工事の内容によってはこれら以外の配管素材が用いられることもありますが、おおむねこれらに近いものが使用されています。

銅管

金属の銅が用いられている配管素材です。熱伝導率(熱を伝える能力)と耐久性に優れていることから、エコキュートの配管で広く利用されています。ただし、銅は昨今価格が高いため銅管の価格も高騰しています。そのため工事費用が膨らんでしまうのがデメリットといえるでしょう。

また、銅には孔食(こうしょく)といって経年劣化によって穴があいてしまう特性があります。孔食が起きると水漏れにつながるため、定期的なチェックやメンテナンスが欠かせません。

フッ素系樹脂ホース

フッ素樹脂を用いた配管です。樹脂なので軽くて柔らかい特性があるため、施工しやすいことから工事費用を安くできるメリットがあります。また紫外線や高温・低温の変化に強いため、過酷な条件で使用されるエコキュートの配管に適した素材といえます。

特に高温への耐性が強い特性もあるので、ふろ配管や給湯配管などに使用する例が多く見られます。

架橋ポリエチレン管

水道水に塩素が含まれているのは、ご存じの方も多いと思います。この架橋ポリエチレン管は塩素に強い特性があるため、水道水を流しても劣化しにくいことがメリットです。また、軽くて加工しやすいことからエコキュートの複雑な配管工事をする際にも活躍します。

また、内部の配管を高耐候性被覆が覆っているため、紫外線による劣化を防ぎ、高い断熱性も発揮します。

アルミ三層管

文字通り、三層構造になっている配管素材です。配管の内部にはアルミニウムの管が配置され、それを高耐熱ポリエチレン管が覆う形になっています。内部がアルミニウムなので金属でありながら加工しやすく、曲がった状態を保持できるのが特徴です。エコキュートの配管工事では複雑な経路で配管を設置することもあるため、こうした現場でアルミ三層管がよく用いられています。

金属だけの配管だと耐熱性を高められませんが、外側を耐熱ポリエチレンで覆っているため、耐熱性にも優れています。

エコキュートの配管を劣化させる4つの原因

耐久性の高い素材を使って適切な工事をしたとしても、エコキュートの配管は劣化してしまいます。ある意味では仕方ないともいえるのですが、使い方によって配管の劣化を速めてしまうこともあります。

知らないうちに配管にダメージを与えてしまうことがないよう、4つの注意点について解説します。

配管の素材に水質が適していない

一見同じように見える「水」ですが、地域や環境によって水質には違いがあります。都市部では上水道から供給される水道水を使用するため一定の基準を満たしている場合がほとんどですが、郊外や農村などでは井戸水や地下水など自然由来の水を利用することもあると思います。こうした自然由来の水を利用すると水道水としての基準を満たしていないことがあるため、時間が経つごとに配管にダメージが生じる可能性があります。

水道水には細かい基準が定められており、特に遊離炭酸が60mg/L以下であることや硬度が200mg/L以下であることは、エコキュートの運転において重要な意味を持ちます。

水質が合っていない場合は配管だけでなく、エコキュート本体にも長期的に影響を及ぼします。心当たりがないのに配管の水漏れが早くに発生したり、エコキュートが故障してしまったという場合は、水質に原因があるかもしれません。

メンテナンス不足

エコキュートに限らず、水やお湯を使用する設備は定期的な洗浄などのメンテナンスが必要です。水といっても清潔な水だけが流れているわけではなく、わずかな汚れが含まれているだけでも長期的にはそれが蓄積して悪影響を及ぼします。また、ふろ配管のように一度使用したお湯を再びエコキュートに取り込むような場合はより汚れが溜まりやすく、それが溜まったまま使用していると配管に不具合が生じたり、場合によってはエコキュート本体にも不具合が起きます。

劣化を早める入浴剤を使用している

エコキュートを使用している人であればある程度ご存じかもしれませんが、エコキュートには「非推奨の入浴剤」が定められています。エコキュートにとっては入浴剤も不純物の一種であり、それが蓄積すると不具合の原因になるからです。

一般的に、お湯にとろみを加えるような入浴剤、そのほかにはアルカリや酸が含まれている入浴剤なども非推奨となっており、エコキュート本体だけでなく配管トラブルの原因になります。

さすがにレアケースだと思いますが、入浴剤のなかにはちょっとしたおもちゃのようなものが含まれているものもあります。このおもちゃも不純物であり、不具合の原因となります。こうした不純物についてはエコキュート以外の給湯器でも非推奨となっていることが多いと思います。

経年による劣化

適切に使用していても避けられないのが、経年劣化です。文字通り時間が経つことによって劣化が進むことなので、人間でいう加齢のようなものです。エコキュートの配管素材には「95度以上のお湯が流れても10年以上性能を維持すること」が求められているわけですが、これは裏を返せば10年が経過すると経年劣化が表面に出てきてもおかしくないということでもあります。

エコキュートを設置して10年間特に何も問題が起きなかったとしても、10年経過後は細かくチェックをすることをおすすめします。そこで何か問題が見つかったとしてもそれは経年劣化である可能性が高く、むしろ最初の設置工事や素材選びが適切だったと考えても良いでしょう。

エコキュート配管のメンテナンス

先ほどからメンテナンスの重要性について述べてきました。ここでは、エコキュートの配管や本体を守るためにやっておきたい、定期的なメンテナンスについて解説します。

メンテナンスの必要性

エコキュートは繊細な給湯器です。ヒートポンプ技術そのものが繊細な技術であることに加えて、それぞれの役割を持った多くの配管で構成されています。それだけにメンテナンスが重要で、メンテナンスを適切にしておくだけで故障のリスクを下げ、寿命を延ばすことにもつながります。

エコキュート配管のメンテナンスには、3つの段階があります。1つずつの段階別に解説します。

エコキュートによる自動洗浄機能

多くのエコキュートには、自動洗浄機能があります。これはとても手軽なメンテナンスなので、数週間もしくは毎月1回程度の自動洗浄をするのが良いでしょう。

名称は、メーカーによってさまざまです。例えば、三菱製のエコキュートでは「バブルおそうじ」という名称になっているのが自動洗浄機能です。ちなみに、パナソニックのエコキュートは浴槽から排水をするたびに自動的に洗浄機能が働くため、特に操作をしなくても毎回自動洗浄が行われています。

6か月に1回の洗剤による配管洗浄

自動洗浄機能に加えて、6か月に1回程度の頻度で洗剤を使った洗浄をするのも有効です。スーパーやドラッグストアなどで売っている洗剤を使って、エコキュートの配管洗浄ができます。

この際に使用できる洗剤は、いわゆる風呂釜洗剤です。各メーカーが自社で洗浄用の洗剤を販売していますが、市販されているものとそれほど変わらなので、市販品で十分です。しかも市販品のほうが安いので、おすすめです。

多くのエコキュートメーカーが推奨しているのが、ジョンソン株式会社が製造・販売している「ジャバ」です。同社はカビを落とせる浴室洗剤として「カビキラー」も販売しているので、多くの人にとってなじみのあるメーカーだと思います。

この「ジャバ」で洗浄をすると強力に発泡をして汚れが出てくるので、「きれいにしている感」も実感できると思います。除菌性能も高く衛生的なので、6か月に1回程度の配管洗浄でご活用ください。

数年に1回は専門業者による洗浄を

さらに、数年(3年程度)に1回くらいのペースで、専門業者によるエコキュート配管の洗浄をするのもおすすめです。自動洗浄機能や市販の洗剤では取れないような頑固な汚れをきれいにしてくれるだけでなく、洗浄時には配管の劣化具合などもチェックしてもらえるので、問題が大きくなるのを未然に防ぐことができます。

プロによる配管洗浄の相場は1万円から2万円程度です。エコキュートを設置した時に依頼した業者でも良いですし、ネット上で見つけることができる配管洗浄の専門業者に依頼するのも良いと思います。

この兆候が見えたら配管トラブルを疑うべき症状

エコキュートの配管トラブルは表に見えにくい問題ではありますが、それでも兆候のようなものがあるので、それらを理解しておくと早期に兆候を見つけることができます。わずかな兆候から分かりやすい兆候まで、ここではメンテナンスが必要になるタイミングを察知できる主な症状について解説します。

お湯の温度調整をしにくくなる

お湯の温度調整は、エコキュートや配管が正常であることが前提です。しかし配管から水漏れがあるなど正常ではない状況だと、お湯の温度調整が難しくなります。給湯配管に水漏れが起きた場合、本来届けるべきお湯が届かなくなるため、設定している温度よりも低い温度のお湯が出てくることになります。この逆もあり得るので、設定温度と違うお湯が出ていると感じたら配管トラブルが原因かもしれません。

エコキュート本体から異音が聞こえるようになった

エコキュートはそれほど騒音が発生しない機器ですが、普段聞こえてこないような異音が鳴っているのであれば、何らかの不具合を疑うべきでしょう。エコキュート本体だけでなく配管から音が鳴っていることもあり、その場合は配管に穴が開いていたり、亀裂が生じているかもしれません。

配管の問題ではなかったとしても、それまで鳴っていなかった音が鳴っているのは看過できません。できるだけ早く施工店・販売店に連絡するか、エコキュートの修理を専門的に手掛けている業者に相談してください。

エコキュートや配管に錆が出ている

エコキュートと配管が接続されている「つなぎ目」は劣化しやすい部分なので、ここで水漏れが起きて長期化すると錆が発生しやすくなります。配管はいずれも水やお湯が流れることで湿気にさらされる部分だけに、ひとたび錆が発生するとどんどん広がってしまいます。

錆が広がると配管の気密性や断熱性が低下してしまうだけでなく、浴槽やキッチンなどで出てくるお湯に錆が混ざってしまうこともあります。いわゆる「錆水」です。生活用水が錆水になってしまうと健康面の影響も心配ですし、エコキュート本体にもダメージが及びます。

錆は目視で確認することができるので、配管の接続部分に錆のようなものが見えたら早急に対応することをおすすめします。

エコキュート本体にエラーが表示されている

本体だけでなく配管も含むどこかに異常を検知すると、エコキュート本体のモニター部分にエラーメッセージが表示されます。エラーメッセージや番号についてはメーカーや機種ごとに異なるためそれぞれの説明書を見る必要がありますが、エラーが発せられている時点で「何かが起きている」ことは間違いありません。

エラーの内容によっては配管トラブルが原因の可能性もあるので、エラーが出た時点でエコキュートが何の異常を訴えているのかを調べ、その結果に基づいて対応するのが良いでしょう。

突然お湯が出なくなった

配管によって水やお湯が運ばれている仕組みになっていることから、「お湯が出なくなった」というトラブルは配管が原因である可能性が極めて高いでしょう。エコキュートにうまく水が運ばれていないのかもしれませんし、逆にエコキュートからのお湯が届いていないのかもしれません。ヒートポンプユニットとの配管にトラブルが起きている可能性もあります。

「お湯が出ない」というのは分かりやすい問題なので、この症状が出たら施工店・販売店か専門業者に速やかに相談して対応してもらいましょう。

エコキュートの配管が「もう寿命かな」と感じたら

先ほど解説した寿命の兆候などが現実に起きて、「もう寿命かな」と感じたら、配管の交換をする必要があります。そこで最後に、配管を交換する際のポイントについて解説します。

自分で工事をするのは不可能

エコキュートに接続されている各種の配管は目視できるため、材料さえあれば自分で交換できるように見えるかもしれませんが、それは不可能です。水漏れが起きないように気密性を確保しなければなりませんし、素人工事だとすぐにまた交換時期がやってくるかもしれません。

配管に何か問題があることが分かったら、できるだけ早く交換の依頼をしましょう。エコキュートを購入した販売店・施工店でも良いですし、ネットなどで探した専門業者でも構いません。

配管の交換だけなら数時間で完了する

エコキュートを設置した時のイメージだと、配管の交換に1日かかるのではないかと思うかもしれませんが、実際には数時間以内に工事は完了します。配管のダメージが広い範囲に及んでいたとしても、エコキュートはそのままで配管だけの交換工事であれば3時間もあれば完了できると思います。

「時間がかかりそう」という理由で工事の依頼を躊躇しているのであれば、その問題はあまり考えなくても良いと思います。

配管交換工事の費用相場

工事の所要時間の次に気になるのは、交換工事に要する費用だと思います。こちらについても配管だけであればそれほど高額にはならず、ほとんどのケースで10万円未満です。

ネット上には費用の安さを売りにしている業者が散見されます。一般的な費用相場と大きくかけ離れた「1万円未満」といったような広告を見つけたとしても、さすがに安すぎる業者は避けたほうが賢明です。あとから追加費用が発生して結局割高になってしまうといったこともあるようですし、そもそも安すぎる費用では十分な工事品質が期待できない恐れもあります。

おおむね5万円前後から10万円未満というのが費用相場なので、その範囲内で信用できる業者に依頼するのが得策です。

まとめ

エコキュートにとっては「血管」のようなとても重要な部品である配管について、基本的な知識から寿命を察知する方法、寿命だと感じたら取るべき対応などについて解説しました。

配管は定期的なメンテナンスで寿命を延ばすことができます。少しでも長く活躍してもらうためにも、当記事で解説したメンテナンス方法を実践してエコキュートと配管の「健康」を保つようにしてください。

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