オール電化住宅は冬の電気代が高くなるとよくいわれます。文字通りオール電化は家庭内のエネルギーを電力に一本化するため、冬は電力使用量が多くなることが原因であると想像できると思いますが、さらに細かい原因となると深く理解していない人が大半ではないでしょうか。
これからオール電化にしようと考えている人にとって、冬の電気代が高くなるといわれていることは決して看過できません。どの程度高くなるのか、そのための対策はあるのかといった点について、深く掘り下げてみたいと思います。
電気代が高騰している昨今、冬のオール電化で取り組める有効な対策も解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
オール電化住宅は冬の電気代が高くなるって本当?
冬になるとオール電化住宅の電気代が高くなるのは、本当です。その理由については後述しますが、まずは噂やイメージだけの情報としてではなく、明確な事実であることを踏まえておきたいと思います。
冬の電気代が高いのは統計にもくっきり
総務省統計局が毎年発表している家計調査を見ると、毎月の電気代の平均値が分かります。同調査の2020年調査版を見ると、1月から3月の電気代平均は1万2,232円から1万3,100円です。他の季節は1万円未満である月が多く、1万円を超えているのは4月、5月、9月、10月のみです。3か月連続で1万2,000円を超えているのは1月から3月だけなので、「冬は電気代が高くなる」というのは統計を見ても明らかです。
これはオール電化だけでなくすべての電気料金が対象になっていますが、冬に電気代が高くなるという傾向をはっきりと観察できます。
オール電化だと冬は特に電気代が高くなる?
先ほど紹介した総務省のデータはオール電化だけを対象としたものではありませんが、冬は電気代が高くなるという傾向が見られました。これがオール電化となると家庭内のエネルギーが電力に一本化されているため、この傾向がより顕著になります。
電力だけでなく石油や天然ガスなどエネルギー全般が値上がりしている昨今なのでオール電化だけが影響を受けるわけではありませんが、そのなかでも電気代の上昇傾向が特に強いため、どうしてもオール電化は影響を受けやすくなります。
ただしこれはオール電化がダメだと述べているわけではありません。オール電化には本来電気代を節約できるメリットがあり、そのメリットは今も変わりません。オール電化だからこそできる節約術はたくさんあるので、ご安心ください。
冬の電気代が高くなるのは1月から3月
年間を通じて電気代が高くなるのは1月から3月であると述べました。電気代は前月の使用量に応じて請求されるため、この1月から3月の電気代は「12月から2月」の電気代を反映しています。日本の冬は12月から始まって2月までというのが一般的なので、1か月遅れの電気代にもそれが反映されているのが分かります。
寒冷地だと冬の電気代が10万円を超える?!
近年、テレビのニュース報道などで北海道や東北などの寒冷地で冬の電気代が10万円を超えた、といった極端な事例を見聞きすることが多くなりました。冬自体の寒さはそんなに変わっていないはずですが、これだけ電気代が高くなってしまうのは、やはりエネルギー価格の高騰が主要因でしょう。
さすがに寒冷地ほど極端なことはなくても、冬の電気代が4万円や5万円に達するという事例は珍しくありません。特にオール電化住宅であれば、その比率は高いでしょう。
エネルギー価格の高騰が主要因なのであれば対策できる余地はないのかというと、そんなことはありません。電気の使い方や機器の選択などによって冬の電気代を低く抑えることは十分可能で、オール電化住宅であればその余地はさらに大きくなります。
冬の寒さと電気代は密接に関わっている
先ほど引用した総務省の家計調査では、地域別の平均電気代も調査・公開されています。それを見ると北海道や東北、北陸地方の電気代が高いのに対して、関東や関西などはそれと比べると低い数値になっています。これを見ると、やはり冬の電気代には冬の寒さが深く関わっていると言わざるを得ません。
このことを踏まえると、寒冷地でオール電化住宅に住んでいる方々ほど、冬の電気代対策が重要になるといえます。
オール電化住宅で冬の電気代が高くなる理由
冬の寒さと電気代に相関関係があることは分かりました。その次に、オール電化住宅だとその傾向がさらに強まる理由について解説したいと思います。
暖房による電力消費が増える
オール電化住宅では、暖房も電力に依存することになります。エアコンや床暖房、セラミックヒーター、こたつなどなど、これらの家電を使う時間が長くなるため、電力消費量が増えます。
オール電化住宅であっても寒冷地では別の暖房手段を導入するケースもありますが、オール電化マンションなど室内で石油ストーブを使えないような住居も多くなっており、そうなると電力以外の選択肢がないため、どうしてもそれが電気代の上昇につながります。
お湯を使う量が増える
寒くなると温かいお風呂に入りたいと思うのは当然のことで、それ以外の季節はシャワーで済ませているような人も湯舟に入るといったこともあるでしょう。また、洗い物をするときの水が冷たくなるので手が冷えてしまいます。そこで温水を使うようになることもあるため、冬はお湯の使用量が増えます。
お湯を大量に作るためには電力の消費量が増えるため、冬の電気代上昇につながります。
使用するお湯の温度が高くなる
先ほどはお湯の「量」についての話でしたが、冬はより高い温度のお湯をよく使うようになります。同じ温度にするとしても水道水が冷たくなるため、湯沸かし器の出力は高くなります。お湯の「量」だけでなく「質」も求められるため、冬はお湯をつくるための電力消費量が増えます。
エコキュートの給湯効率が低下する
オール電化住宅では導入されることの多いエコキュートは省エネ給湯機器ですが、冬になるとエコキュートの給湯効率が低下します。というのも、エコキュートはヒートポンプといって空気中の熱を取り込んでお湯を沸かす仕組みになっており、空気中の熱が少なくなる冬はヒートポンプによる給湯力が弱くなります。
そうなると十分な量のお湯が確保できず、電力による沸き増し運転をする回数が増えます。さすがのエコキュートも電力による沸き増し運転をすると通常の電気温水器と変わらないので、電気代が高くなる原因となります。
在宅時間が長くなることで照明やテレビの消費が増える
寒い冬の日はあまり外出をせず家にいようと考える人が多くなります。在宅時間が長くなると照明やテレビを使用する時間も長くなるため、これらの電力消費量が増えることになります。後述しますが、照明やテレビは家電のなかでも電力消費量が多い機器なので、これらを長く使用することで電気代が高くなってしまいます。
厚着になるため洗濯物が増える
夏と冬の服装を比較すると、冬は厚着になるため、そのぶん洗濯物が増えます。Tシャツと短パンだけで生活できていた夏に対して、冬はその倍以上の服を重ね着するのが普通ですし、それぞれの衣服は生地が分厚くなります。
そうなると洗濯機や乾燥機をフル回転させることになり、電力消費量が増えます。洗濯機はともかく、乾燥機は熱を必要とするため電力消費量が多く、乾燥機を多く使用すると電気代はかなり高くなります。
【補足】電気代が高騰している理由
電気代が高いと感じる人は多いと思いますが、何もそれは冬だけに限ったことではありません。冬以外の季節も電気代が高いと多くの人が感じており、その原因はそもそも電気代の単価が上昇しているからです。
それではなぜ、ここまで電気代の単価が高騰しているのでしょうか。主な4つの理由を解説します。
これらの理由を理解すると、昨今の電気代高騰は構造的なものであり、長期化するのは必至です。電気代の単価が下がることを期待するのではなく、自分たちにできることで防衛するしかありません。
エネルギー価格全体の高騰
世界的にエネルギー価格が高騰しています。石油や天然ガスの価格高騰は、そのまま火力発電を主力としている日本の電気代高騰に直結します。これらのエネルギー資源を産出している国のなかには政治的、経済的、そして軍事的に不安定になっている国が多く、そういった国からの輸出が難しくなっていることが資源価格を高騰させています。
ロシアによるウクライナ侵略はその代表格で、これによって資源大国であるロシアからの資源輸入が実質的に困難になりました。それ以外にもイスラエルによるテロ組織やイランへの攻撃は産油国であるイランなど中東諸国を巻き込んでおり、これも原油価格高騰の主要因です。
アメリカではトランプ氏が大統領選挙に勝利をして返り咲きを果たしましたが、同氏の政治手腕は国際情勢を複雑化させる懸念もあります。
これらの問題が今すぐ解決するとは考えにくく、資源価格の高騰による電気代高騰は長期化するでしょう。
円安
日本はエネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っています。国際貿易では米ドルを調達して支払う必要があるわけですが、ご存じのとおり日本は「超」がつくほどの円安です。ドルを調達するためのコストが高くなるため、これも資源価格の高騰、つまり電気代の高騰につながります。
インフレの進行
コロナ禍以降、世界ではインフレが進行しています。インフレになると貨幣の相対的な価値が低くなるため、物価が上昇します。エネルギー資源の価格も高くなるため、そのエネルギーを使って発電をしている以上、電気代も高くなります。
再生可能エネルギー賦課金の上昇
再生可能エネルギー賦課金(再エネ賦課金)とは、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーを普及させるための補助金を捻出するために、電気代に上乗せされる費用のことです。
再生可能エネルギーの普及は最終的には環境問題やエネルギー問題の解決につながるため、そのための費用を電力利用者に負担してもらうという主旨です。このこと自体は必要だと思いますが、この再エネ賦課金が年々上昇していることをご存じでしょうか。
こちらは、再エネ賦課金の推移を表すグラフです。
引用元:北海道電力
当初は1kWhあたり0.22円だったものが年々上昇し、2021年度には3.36円となっています。このグラフでは2021年度までですが、再エネ賦課金はその後も上昇し続けています。注目したいのは、一度も下がることがなく、上がり続けている点です。このことが示すのは、今後も再エネ賦課金が上昇し続けて電気代を押し上げる可能性が高いとの見通しです。
そもそも資源価格が高いのですから、せめて再エネ賦課金は上げずに、むしろ引き下げるべきではないかというのが筆者の意見ですが、その通りにはならないでしょう。
オール電化・冬の電気代対策 生活の工夫編
ここからは、オール電化住宅で冬の電気代が高くならないようにできることを項目別に解説していきます。2つのカテゴリーに分けて、まずは「生活の工夫」でできる対策を解説します。
昼間から夜間へと電力使用をシフトする
電気代の単価は、使用する時間帯によって変動します。電力会社によってプラン名や単価などは異なりますが、「昼間は高く、夜は安い」という点は共通しています。夜は社会や経済の活動レベルが低くなるので電力消費も少なくなり、電力余りになりやすくなります。そこで電力会社は夜の電気代単価を安くして利用を促しているというわけです。
オール電化向けの電気料金プランだと昼と夜の差が大きいため、電力使用を夜にシフトすることで得られるメリットは大きくなります。午前10時から夕方の17時までが電気代の高い時間帯で、23時から翌朝7時までが一番安いと覚えておくとよいでしょう。
とはいえ、生活を夜型にするとなると負担が大きくなるのでおすすめはしません。手軽にできることとしては、洗濯機や乾燥機、食洗器、炊飯器といった熱を多く使用する家電(つまり消費電力の大きい家電)をタイマー予約して深夜に作動させるのが有効です。
これは効果が目に見えやすいので、ぜひ一番目に試してみてください。
お湯の節約をする
次に取り組みたいのがお湯の節約です。冬はお湯の使用量が多くなることで電気代が高くなると述べました。それならお湯を使う量を減らせば電気代を抑えられるという考え方です。
オール電化住宅で最も簡単な対策としておすすめしたいのが、エコキュートの学習機能です。現在主力となっているエコキュートには学習機能がついていて、毎日のお湯の使用量を統計的に理解しています。その学習機能を有効にしておくと適切な量のお湯を深夜に沸かしてくれるため、無駄がありません。
お湯の使用量を理解せずに使っているとお湯を沸かし過ぎて無駄になったり、逆にお湯が足りなくなって電気代の単価が高い昼間の電力でお湯を沸かすことにもなります。
お湯を出しっぱなしにしたり、家族がバラバラの時間帯にお風呂に入るなどの生活スタイルだとお湯や電力を無駄にしてしまうので、こうした生活スタイルの改善も含めて検討してみてください。
家電選び、使い方を工夫する
家電の選び方や使い方を工夫するのも、電気代削減に有効です。特に意識したいのが、エアコンや乾燥機、アイロンといった熱を出す家電類です。これらの家電を無駄に使ったり深夜にできることを昼間にするといったことがあるのであれば、その無駄をなくすことから始めてみましょう。
エアコンだけの力で部屋全体を暖めようとすると電力を多く消費するので、サーキュレーターを使って室内の空気を攪拌するのもおすすめです。この方法は夏場のエアコン使用にも通用します。
また、エアコンは頻繁に電源のオンとオフを繰り返すと出力が大きくなり、電力消費量が増えます。適切な温度に設定したらあとは極力操作しないのがよいでしょう。
床暖房や電気カーペットも、人がいないところまで暖めても無駄です。人のいるところだけ部分的に暖められる機能があるのであれば、それも積極的に使いたいところです。
エコキュートの運転を最適化する
エコキュートの利用最適化については先ほど述べましたが、それ以外にもエコキュートの使い方で工夫できる余地があります。学習機能を利用しておまかせモードにしておくことは必須として、それ以外に意識したいのは「高温足し湯」の活用です。
湯船に入っているお湯が冷えてしまったら、それを追い焚きしたくなりますが、そうではなく「高温足し湯」を活用しましょう。「高温足し湯」はエコキュートのタンク内にある熱湯を湯船に出して水温を上げる機能で、これなら追い焚きによって新たな電力を消費することはありません。深夜に沸かした熱湯を出すだけなので、電力消費量を抑えられます。
また、出張や旅行などでしばらく誰もいない時には休止モードにしておきましょう。休止オードにしておかないとエコキュートは律義にお湯を沸かし続けますが、それが無駄になります。
気密性を高めて暖房の効率を高くする
窓の気密性を高めて、できるだけ室温が下がらないようにするのも、冬の電気代対策として有効です。最近の窓サッシは気密性が高いので、古い窓サッシを使っているのであればいっそのこと取り換えるのも一考です。
また、カーテンを床のギリギリまでの長さにすることも、熱の放出を防ぎます。気密性を高めて暖房の効率を高めれば、エアコンや床暖房などによる電力消費を抑えられます。
室内での服装を工夫する
寒い冬の日に室内で薄着をしていると、暖房を強くしなければならなくなります。それだと電力消費量が増えてしまうので、室内での服装を工夫するのも一考です。筆者は「電気の暖房が苦手」という理由で、室内でも上着を着て過ごしている人を知っています。単に電気による暖房が苦手という理由ではありますが、そのおかげで電力消費量は低く抑えられます。
自宅にいるときはできるだけ布団のなかで過ごして暖房はつけないという話も聞いたことがあるので、こうした工夫はそれほど難しくないと思います。
オール電化・冬の電気代対策 料金プラン・システム編
生活の工夫の次には、料金プランや機器、システムなどを最適化することで冬の電気代を抑える方法について解説します。オール電化住宅に向けた解説ですが、それ以外の住宅でも一定の効果があります。
時間帯別電灯契約に切り替える
オール電化住宅向けの料金プランは各電力会社にあります。それぞれ名称は異なりますが、共通している正式名称は「時間帯別電灯契約」です。先ほど深夜の安い電力をできるだけ使用するという節約術を紹介しましたが、これが有効なのは時間帯別電灯契約だからです。
オール電化を導入するとこの契約が可能になるので、オール電化の大きなメリットといえます。
太陽光発電を導入する
オール電化にするのであれば、太陽光発電を併用するのがおすすめです。太陽光発電があれば太陽が出ている昼間に自家発電をするため、昼間の電気代単価が高い時間帯に電力会社の電力を極力買わずに済みます。夜間は太陽が出ていないので自家発電はできませんが、オール電化にしていれば夜間は電気代単価が安くなるため、太陽光発電があれば電気代単価が安い時間帯だけを買って生活することも可能になります。
オール電化と太陽光発電の相性が良いと言われているのは、これが大きな理由です。これからオール電化の導入を検討している方は、ぜひ太陽光発電の併用を検討してください。
蓄電池を導入する
近年、家庭用蓄電池の普及が進んでいます。オール電化との相性も良く、深夜の安い電力を貯えておいてそれを昼間に利用することができるため、オール電化とエコキュートと併用するとメリットがより大きくなります。
さらに、近年では太陽光発電とオール電化と蓄電池を併用するモデルが人気を集めています。太陽光発電とオール電化は相性抜群なので、そこに蓄電池を加えることでメリットは最大化されます。
昼間に太陽光発電による電力が余ったら売電はせず、自宅の蓄電池に貯めておいて夜間や悪天候の日に使うといったことも可能になるため、太陽光発電の自家消費モデルが完成します。自家消費モデルは電気代高騰への対策になるとして人気が高まっているため、もちろん冬のオール電化電気代問題への有効な対策にもなります。
エコキュートを導入する
オール電化の電気代対策として、エコキュートを導入するのも有効です。オール電化が登場した初期の頃を除くとほとんどのケースでオール電化とエコキュートは併用モデルとなっているため、これからオール電化にする場合はエコキュートの併用が前提になっていると思います。
そのため今さらお伝えする必要はないのですが、有効な対策のひとつであることに変わりはないので、念のために紹介しました。
省エネ家電を積極的に導入する
日本の家電は省エネ性能が高く、省エネ家電を導入するかしないかで電力消費量に大きな差が生じます。特にエアコンや乾燥機、食洗器、暖房関連の機器は電力消費量が大きいため、古くなってきて電気代が気になるのであれば、いっそのこと買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん買い替えには出費を伴いますが、それを補って余りあるほどの節電(節約)効果が期待できます。
オール電化・冬の電気代対策で知っておきたいこと
最後に、オール電化住宅の冬の電気代対策を考える上で、知っておきたい知識をまとめました。現在オール電化の検討をしている方に知っておいていただきたい知識です。
エコキュートの不具合、トラブル
オール電化では必須ともいえるエコキュートは、冬になるとさまざまなトラブルの可能性があります。水道水が供給される配管内の水が凍結したり、ヒートポンプユニットに霜がついていると不具合の原因になるため、エコキュートがうまく作動していないと感じたらこれらの可能性を疑ってみてください。
故障やトラブルにまではならなくても、上記の問題が起きていると負荷がかかり、エコキュートの消費電力を高めることにもつながります。ちょっとした心がけで電気代を抑える効果があるので、こまめに観察、メンテナンスをしてあげましょう。
消費電力が大きい家電TOP7
冬の電気代を抑えるためには、消費電力が大きい家電が何かを知っておくのが有効です。ここまでの解説で熱の出る家電を挙げてきましたが、ここでは消費電力が大きい家電のトップ7を紹介したいと思います。
消費電力の平均値が大きい家電を上から順に並べているので、冬の電気代節約時の参考にしてください。
- セラミックヒーター
- エアコン
- 電気ストーブ
- ホットカーペット
- 加湿器
- こたつ
- アイロン
上位7つのうち、ほとんどが熱を出す家電です。熱を出すためにはそれだけの電力が必要になるということを理解して、これらの家電をうまく使用して冬の電気代を節約してみましょう。
まとめ
オール電化住宅では冬に電気代が高くなるという定説について、その根拠や理由について解説しました。そのための有効な対策を「生活の工夫」と「料金プラン・システム」という2つの視点からも解説しました。これらの対策を1つでも多く取り組めば電気代を抑えられるので、すでにオール電化住宅に住んでいる方はぜひ、できることから始めてみてください。
これからオール電化の導入を検討されている方は、太陽光発電や蓄電池との併用をぜひ検討してください。