パナソニックの蓄電池を購入しようかお悩みではないでしょうか。パナソニックの蓄電池は人気メーカーのひとつです。蓄電池購入をお考えの方の多くがパナソニックの蓄電池を一度は検討しているかと思われます。そこで今回は、パナソニックの蓄電池の特徴やメリット・デメリットついて詳しくご紹介いたします。保証についても簡単にご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
蓄電池のパイオニア!パナソニックの「蓄電池の歴史」
H2:蓄電池のパイオニア!パナソニックの「蓄電池の歴史」
パナソニックは、日本の蓄電池開発における「パイオニア」的な存在としてその地位を確立しています。第二次世界大戦後以前の1931年には、すでに電池開発を始めていました。1964年には「カドニカ」の商品名で知られるニカド電池の量産に成功し、1971年には現在の蓄電池開発への第一歩となるリチウム電池の開発に着手しています。
その後、1994年にリチウムイオン電池の量産を始めてから、現在に至るまで常に蓄電池業界の先頭を走っているメーカーです。
また、パナソニックは住宅用太陽光発電の分野でもパイオニアです。太陽光発電で電気を自家消費するための蓄電に適した製品も豊富なのが特徴となっています。
パナソニックの蓄電池の特徴とは
ここではパナソニックの蓄電池の特徴についてご紹介いたします。
【住宅用】創蓄連携システム
太陽光発電システムとの連携を前提とした蓄電池のセットです。蓄電池とパワーステーションがセットになり、太陽光発電で創る電気を効率的に蓄電することを中心に設計されています。
太陽光発電で発電した電気は、ライフスタイルに合わせた設定が選べます。
- ・発電した電気を自家消費する「環境優先モード」
- ・売電と充電を効率よく行う「経済優先モード」
- ・停電に備えて蓄電池をフル充電しておく「蓄電優先モード」
の3つです。
太陽光発電で発電した電気を隅々まで使え、購入・設置する機材の数を減らせるのも大きなメリットです。太陽光発電の電気を直接充電することで、電力のロスを抑えることが可能です。
【住宅・産業用】リチウムイオン蓄電システム
室内でも設置しやすい小型の蓄電池がリチウムイオン蓄電システムです。充電は一般的なコンセントで行い、太陽光発電を付けない家庭で使えます。停電になった際には0.2秒で自動給電を始めるため、電気を切らしたくない冷蔵庫や天井照明等に接続しておくと、もしもの時に安心できます。
蓄電容量は5kWh、サイズはW250×H649×626mm(固定スタンド付きW392mm)と非常にコンパクトです。室内に置いても圧迫感がなく、キャスター付きで移動も簡単にできるよう設計されています。
【住宅用】リチウムイオン蓄電盤
壁掛けタイプの蓄電池です。設置場所に困らないのが大きな魅力で、室内のインテリアともよく調和します。こちらも、リチウムイオン蓄電システムと同様、停電時には自動的に給電が開始されます。蓄電容量は1kWhと小さめですが、フル充電しておけばスマートフォンの充電等に役立ちます。
パナソニック製蓄電池のメリット・デメリット
ここではパナソニック製蓄電池のメリット・デメリットについてご紹介いたします。
メリット:高性能かつ太陽光発電との相性が良い
パナソニック製蓄電池は、他メーカーと比較しても非常に高性能です。特に停電から即座に復旧できる「自動給電機能」は大きな特徴で、災害等でパニックになり、蓄電池の複雑な手順がわからなくなってしまうかもしれないといった不安を一掃してくれる機能となっています。
また、創蓄連携システムは太陽光発電との相性が良く、太陽光発電システムと蓄電池のパワーコンディショナーが一体になっているため、システム構成がシンプルにまとめられています。
直流と交流の変換ロスが少なく、発電した電気が無駄になりません。
デメリット:屋内設置限定の為、設置場所のスペースを確保しなければならない
パナソニック製の蓄電池は基本的に屋内設置限定です。必ず設置スペースが必要になるため、家の中で場所を確保する必要があります。
蓄電池は経年劣化していくとはいえ、10年近く設置をしておくものです。設置スペースの確保と共に、生活する上で邪魔にならないか、負担にならないかもよく検討しておく必要があります。
パナソニック製蓄電池の魅力を徹底解説!
パナソニック製蓄電池の魅力についてご紹介いたします。
魅力1.長寿命で蓄電能力が高い
パナソニック製蓄電池の電源に搭載されているのは、円筒形リチウムイオン電池を内蔵した蓄電ユニットです。これはノートパソコン等にも搭載されている高性能な部品で、鉛製の電池を超えたエネルギーの密度を誇ります。さらに長寿命で10年近く充放電ができ、利便性の高い蓄電池です。
魅力2.機能が充実している
豊富な機能もパナソニックの蓄電池ならではです。蓄電池の状態をLEDランプでいつでも確かめられる、蓄電池の残量が減ると自動的に系統電源からフル充電になるまで充電してくれる等、助かる機能が多く搭載されています。他にも、電気容量がオーバーする・少なくなるとブザーが鳴るため、過充電や蓄電残量がゼロの状態を防ぎます。また、屋内設置限定のため、ノイズの発生を低減する機能もあり、「静かな蓄電池」を室内に置けます。
魅力3.創蓄連携システムがある
「創蓄連携システム」とは、太陽光発電システムと蓄電池、その両方を同時に制御するハイブリッドタイプのパワーコンディショナーがセットになった蓄電池システムのことを指します。
このシステムは太陽光発電で創られた電気を蓄電池に直流で充電するため、変換ロスが少なく電気を有効に使えます。これは「短時間での充電」にもつながり、非常に便利な部分です。
また、停電時にも太陽光発電が創った電力を無駄なく利用できます。蓄電池は非常用電源としても活躍するため、電気の自給自足に近い状態を作っておけば、大規模災害時における長期停電にも役立ちます。
魅力4.スマート機器と連携できる
パナソニックは総合家電メーカーでもあります。その強みを生かし、HEMS(ヘムス・ホームエネルギーマネジメントシステム)を設置することにより、モニター画面を通じて家の「どこで」「いつ」「何に」エネルギーが使われているかを可視化しています。
さらにスマートフォンの専用アプリを使えば、外出先から玄関の電子錠を閉めたり、お風呂に湯を張る、床暖房のスイッチを入れることもできます。
パナソニックはHEMSを中心にして、蓄電池、太陽光発電、電化製品を結びつけて、家のエネルギー全体をコントロールする「スマートな生活」を提案しているのです。
他にもこんな魅力が!パナソニックならではの特徴
ここではパナソニックならではの蓄電池の特徴をご紹介いたします。
他メーカーに先駆けた「創蓄連携システム」はパナソニックの「責任」と「意気込み」
パナソニックが大きく掲げている「創蓄連携システム」は、他メーカーより3年も先駆けて2012年から販売しています。太陽光発電の電力をより家庭内で自家消費できるように促すシステムは未来のエネルギー社会を先取りする仕組みで、将来的には標準仕様となるべき機器であると考えられます。しかし、現状では価格面でのハードルも高く、大きな需要が見込める市場ではありませんでした。
それでもあえて製品化を行っているパナソニックは、次世代の暮らしを担うメーカーとしての「責任」と「意気込み」が感じられる事業であるといえます。
今後は「いかに電力を太陽光発電等のクリーンエネルギーで自家消費するか」が大きな課題です。パナソニックはその課題に向けて今後も全力で取り組んでいくでしょう。
パナソニックの蓄電池・保証と寿命は「一味」違う!
パナソニックは、蓄電池ユニットに対して10年(据え置き型は7年)の無償保証を付けています。容量が初期の60%になった場合に保証される制度です。また、10年の使用期間が過ぎると、搭載している「点検お知らせ」機能がメンテナンスを促してくれます。点検は有償ですが、点検期間中に点検を受けられていない場合には、自動的に運転が停止します。
メーカーとして、リチウムイオン蓄電池の安全利用を促すための仕様ですが、この安全対策に好感を持つユーザーも増えています。製品サービス面も充実していることから、パナソニックの蓄電池は多くのユーザーから高い評価を得られ続けているのかもしれません。
まとめ:「ふだんの安心」と「もしもの備え」にパナソニック蓄電池は便利!
日本を代表する家電メーカー、パナソニックの家庭用蓄電池は長寿命かつ機能的にも優れています。また、1975年に研究を開始して以来、パナソニックは太陽光発電の普及を40年以上にわたって続けている老舗メーカーでもあります。
蓄電池と太陽光発電システムを組み合わせれば省エネや節電が可能となり、家計に優しいだけではなく停電時を始めとする緊急時のエネルギー対策にもなります。
蓄電池をお悩みの際には「ふだんの安心」と「もしもの備え」を両立したパナソニック製蓄電池を検討してみて下さい。