O&Mサービスを怠るとどうなる?鳥糞、落下物による発電量ダウン

O&Mサービスを怠るとどうなる?鳥糞、落下物による発電量ダウン

メンテナンスフリーと言われる太陽光発電所ですが、安定した発電を行うために定期的な点検やメンテナンスが重要です。太陽光発電パネルは簡単な汚れは雨によって流れてしまうよう表面がコーディングされていますが、それでも風雨に晒されて表面が汚れてしまい、発電量の減少を招く場合があります。また太陽光発電所は広い土地が必要なことから自然豊かな郊外に建設されることが多く、そのため自然対策も大事です。

自然による太陽光発電所のトラブルとして鳥による被害は多く報告されています。最も多いのが鳥のフンによって太陽光発電パネルの表面が汚れてしまい発電量が減少してしまったというものです。発電量の低下は収益の低下に繋がりますし、表面の汚れを放置しておくと、そこに電気抵抗が生じて太陽光発電パネルの破損を招く場合もあるため、鳥のフンによって太陽光発電パネルの表面が汚れてしまった場合、清掃が必要になります。また太陽光発電パネルの下に鳥の巣が作られてしまったというケースも報告されています。巣が作られたことによって太陽光発電パネル表面だけでなく、施設全体がフンで汚れてしまい、鳥のフンが乾燥して空気中に拡散し病気の原因になったり、フンが溜まって悪臭を放つなど環境問題にまで発展するケースもあるようです。

また主にカラスによるものですが落石被害もよく聞かれます。カラスが運んでくる石ですからサイズは大きくはありませんが、上空から落とされることによって太陽光発電パネルの表面が割れてしまう場合があるというのです。この場合も発電量の低下を招くため、できるだけ早く、太陽光発電パネルの交換が必要になります。

太陽光発電システムは野外に設置するため、鳥など自然が原因の故障や発電量低下は発生してしまう可能性があります。しかし24時間発電量をモニターして、発電量が低下したらすぐに発電所を訪問し、修理をするといったことを個人で行うことは難しいでしょう。そこで利用したいのがO&Mサービスです。

O&Mサービスとは太陽光発電所のOperation(運用)と Maintenance(保守・管理)を提供するサービスです。O&Mサービスでは24時間365日発電量のモニターをして発電量の減少を確認した場合は発電所を訪問して故障を発見、修理を行ったり、定期的な点検やメンテナンス、雑草駆除、太陽光発電パネルの清掃といった太陽光発電所の維持管理に関する様々なサービスを提供しており、利用すれば太陽光発電所のオーナーの負担を大きく軽減、太陽光発電所の運営を丸投げすることも可能です。2017年4月の改正FIT法によって太陽光発電所の維持管理が義務化されたことによってO&Mサービスのニーズが高まっており、複数の業者が様々なO&Mサービスを提供しています。

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