太陽光発電の売電収入を計算して売却をスムーズに進めよう!

太陽光発電の売電収入を計算して売却をスムーズに進めよう!

太陽光発電の売却を考える場合、発電実績に加えて過去の売電収入をまとめておく必要があります。正確な売電収入を計算しておけば利回りや売却価格を設定しやすく、なおかつ買い手がつきやすくなる可能性もあります。

そこで今回は、太陽光発電の売電収入に関する計算方法や収益を増やす方法について詳しくご紹介します。太陽光発電の売却を検討し始めた方や太陽光発電の売却をスムーズに進めたい方は、参考にしてみてください。

太陽光発電の売却前に売電収入を計算しておくべき理由

太陽光発電の売却前に売電収入を計算しておくべき理由

太陽光発電の売却前に売電収入を計算しておくべき主な理由は、買い手に注目してもらいやすく、なおかつ交渉をスムーズに進めやすくするためです。

太陽光発電企業や投資家は、稼働済み中古太陽光発電を比較する際に設備の状態(傷や故障の有無など)、利回り、過去の売電収入といった情報を確認します。

特に売電収入は、初期費用回収期間の計算や収益率、設備の価値を判断する上で重要なポイントです。さらに売電収入のデータが豊富にあれば、データを基に販売価格の交渉を有利に進められます。

そのため、過去の売電収入を計算および公開しておくことは、買い手に安心感を持ってもらえるだけでなく、交渉を有利かつスムーズに進める上で大切といえます。

過去の売電収入を確認できない時は計算する

過去の売電収入を確認できない時は計算する

太陽光発電の売却を行う前に過去の売電収入が記載された資料をまとめておけば、買い手を集めやすく、交渉をスムーズに進めやすいことがわかりました。

反対に、過去の売電収入に関する資料を揃えられない・データが不足していると、売却手続きを進めにくい可能性が出てきます。

そこでここからは、売電収入を計算する方法についてわかりやすく紹介します。

FIT制度の固定買取価格を確認

まずは、FIT制度(固定買取価格制度)の承認を受けた年度に設定された固定買取価格を確認しましょう。

FIT制度を利用した太陽光発電投資を行っている場合、固定買取価格をベースに売電収入を計算する必要があります。また、固定買取価格は毎年改定されていて、承認を受けた年度によって適用される価格が変わります。

年度固定買取価格(1kWhあたりの価格)
2012年度 ・出力10kW未満:42円
・出力10kW未満(ダブル発電):34円
・出力10kW以上:40円
2013年度 ・出力10kW未満:38円
・出力10kW未満(ダブル発電):31円
・出力10kW以上:36円
2014年度 ・出力10kW未満:37円
・出力10kW未満(ダブル発電):30円
・出力10kW以上:32円
2015年度 出力制御対応機器設置義務なし
・出力10kW未満:33円
・出力10kW未満(ダブル発電):27円
出力制御対応機器設置義務あり
・出力10kW未満:35円
・出力10kW未満(ダブル発電):29円
4月1日~6月30日
・出力10kW以上:29円
7月1日~
・出力10kW以上:27円
2016年度 出力制御対応機器設置義務なし
・出力10kW未満:31円
・出力10kW未満(ダブル発電):25円
出力制御対応機器設置義務あり
・出力10kW未満:33円
・出力10kW未満(ダブル発電):27円
・出力10kW以上:24円
2017年度 出力制御対応機器設置義務なし
・出力10kW未満:28円
・出力10kW未満(ダブル発電):25円
出力制御対応機器設置義務あり
・出力10kW未満:30円
・出力10kW未満(ダブル発電):27円
・出力10kW以上2,000kW未満:21円
・出力2,000kW以上:入札制度によって決定
2018年度 出力制御対応機器設置義務なし
・出力10kW未満:26円
・出力10kW未満(ダブル発電):25円
出力制御対応機器設置義務あり
・出力10kW未満:28円
・出力10kW未満(ダブル発電):27円
・出力10kW以上2,000kW未満:18円
・出力2,000kW以上:入札制度によって決定
2019年度 出力制御対応機器設置義務なし
・出力10kW未満:24円
出力制御対応機器設置義務あり
・出力10kW未満:26円
・出力10kW以上500kW未満:14円
・出力500kW以上:入札制度によって決定
2020年度 ・出力10kW未満:21円
・出力10kW以上50kW未満:13円
・出力50kW以上250kW未満:12円
・出力250kW以上:入札制度によって決定
2021年度 ・出力10kW未満:19円
・出力10kW以上50kW未満:12円
・出力50kW以上250kW未満:11円
・出力250kW以上:入札制度によって決定
2022年度 ・出力10kW未満:17円
・出力10kW以上50kW未満:11円
・出力50kW以上250kW未満:10円
・出力250kW以上:入札制度によって決定
・出力1,000kW以上:FIP制度へ移行

経済産業省「買取価格・期間等」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/kakaku.html)を元に作成

たとえば、2022年度に出力50kWの太陽光発電を設置し、なおかつFIT制度の承認を受けた場合は、1kWhにつき10円の固定買取価格で売電することが可能です。

まずは、FIT制度の承認を受けた年度を確認する必要があります。

年間発電量を確認

FIT制度の固定買取価格を確認したあとは、過去の発電実績を調べましょう。売電収入の計算には、1年間の発電量も必要です。そのため、可能な限り過去の年間発電量を整理し、資料にまとめておかなければいけません。

しかし、過去の年間発電量に関するデータが不足している時は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)で公開されている日射量データから予測し、予想発電量を記録しておきましょう。

年間の発電量を求める計算式は、以下のとおりです。

1日当たりの年平均日射量(太陽光パネル設置場所の) × 損失係数 × システム容量(出力) × 365日

損失係数とは、ケーブルやパワーコンディショナの熱、太陽光パネルの熱や汚れによる電力損失に関する数値のことです。一般的には、0.8もしくは0.85といった数値が組み込まれます。

売電量を確認した上で計算を行う

年間の売電実績を確認できた場合は、前段でまとめた要素を組み合わせて売電収入を計算していきます。

出力50kW以上の太陽光発電を運用している場合は、発電した電気を全て売電できるのが特徴です。一方、出力10kW以上50kW未満の事業用太陽光発電は、発電した電気のうち30%以上を自家消費しなければいけません。

なお、出力10kW未満の住宅用太陽光発電は、自家消費後に余った電気のみ売電できます。

仮に出力30kWの太陽光発電で売電収入を計算する場合、固定買取価格×(年間発電量-自家消費分)です。

出力50kW以上の太陽光発電なら、固定買取価格×年間発電量で求められます。

売却前に売電収入を伸ばすには?

売却前に売電収入を伸ばすには?

売電収入の計算方法を把握したあとは、太陽光発電の売電収入を伸ばす方法について確認していきましょう。

太陽光パネルの清掃

定期的に太陽光パネルを清掃することが、売電収入を維持する上で簡単かつ重要な方法といえます。

太陽光発電の発電量は、日射量の他にも太陽光パネルの状態によって大きく変わります。中でもパネル表面の清掃状況は、発電効率に影響を与えます。

砂やホコリなどは、風や雨で自然に落ちます。しかし鳥のフンや落ち葉、ゴミなどが太陽光パネルに付着した場合、数%程度の発電効率低下につながります。

このように太陽光発電のメンテナンス業者にパネル清掃を行ってもらうことが、売電収入を低下させないために大切です。

影になるような木々や雑草を除去

太陽光発電設備の周辺に木々や雑草、その他大きな影を作る物を設置している時は、除去していく必要があります。

太陽光発電の発電効率低下につながる原因の1つは、設備周辺の木々や雑草、その他建物や電柱による影の影響です。太陽光パネルに影がかかると発電量の低下につながるため、早期に対応を考えなければいけません。

メンテナンスや修繕を依頼

売電収入の維持や増加には、太陽光発電のメンテナンス業者と契約を交わすことも重要なポイントといえます。

太陽光発電のメンテナンスや修繕作業は、資格を取得した作業員でなければ対応してはいけません。さらに稼働中の太陽光発電システムへ触れてしまうと、感電や火災事故につながります。

そのため、太陽光発電の清掃やメンテナンス、部品や機器の交換や修繕工事は、専門業者へ依頼しましょう。また、定期的メンテナンスサービスを利用すれば、都度相談する手間をかけずに済みます。

なお、弊社とくとくファームの場合は、売却価格をアップさせるためにパネル清掃やメンテナンス、修繕なども含めて対応しています。太陽光発電の売却を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

ピークカット率を抑える

ピークカットによって損失している電気を活用できるように対策できれば、売電収入を増やすことが可能です。

太陽光発電におけるピークカットは、パワーコンディショナの出力を超える発電を記録した場合に売電できない電気を指します。

既存の太陽光発電に太陽光パネルを追加していく過積載という方法は、発電量を増やすことが可能ですし、売却価格アップにつながります。しかし、パワーコンディショナの出力を超える発電量を記録してしまいます。

つまり、売電量の大幅な増加は見込めません。

過積載で売電収入を伸ばしたい時は、産業用蓄電池を設置し、ピークカットによって売電できない電気を貯めたりパワーコンディショナの冷却機能を強化して出力を伸ばしたりしてみるのもおすすめです。

太陽光発電の売電収入を計算することは売却時にメリットあり!

太陽光発電の売電収入を計算することは売却時にメリットあり!

太陽光発電の売電収入に関する資料を揃えたり計算したりしておくことは、売却においてメリットの多い作業です。また、売電収入を少しでも伸ばすには、太陽光発電の専門業者へ定期メンテナンスや清掃を依頼しておく必要があります。

太陽光発電の売却益を少しでも伸ばしたい方や太陽光発電投資の出口戦略を考えている方は、今回の記事を参考にとくとくファームで売却を検討してみてはいかがでしょうか?

弊社とくとくファームは、稼働済み中古太陽光発電の売買仲介に関するあらゆるサポートを行っています。売却額をアップさせるために弊社スタッフは、太陽光パネルの洗浄および清掃、ドローンとサーモグラフィによるパネルの異常チェック、設備状況の調査報告書を作成します。

少しでも気になった方は、電話やメールの他、無料の個別セミナーでお気軽にご相談ください。個別セミナーでは、太陽光発電の買い替えや再投資を含め、幅広い内容をご説明します。

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